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強い貴方 ページ44

東の国の、人里離れた深い深い森の奥。
そこに住む魔法使いが、黒猫を使い魔にしたという風の噂が聞こえてきた。


しかしどうやら強い結界が張られているようで、どんな魔法使いもその森に近付くことすらできないらしい。運良く森に入れたとしても、深い森に迷い込んでしまい、もう二度と出てくることは出来ないと囁かれていた。




「…って、俺は聞いてきたんだけど、アンタがその魔法使い?」
「だぁかぁら、そうだ、っつってんだろ!」




小柄な魔法使いだな。

動きを拘束しているものの、先ほどからジタバタと動きまわっている。




「ねえ、黒猫に会わせてよ。一目会ったらそれで良いんだよ」
「ぜってーやだ、お前誰かの使い魔だろ。絶対会わせない」





ジロ、と大きな瞳が俺を睨んだ。


宮田とか言うへっぽこ魔法使いに気に入られ、使い魔として契約を結んだものの、フクロウである俺を狙って襲ってくる魔法使いが後を絶たない。

俺と同じくらい貴重な使い魔を持ちながらも、そんな噂が流れてくるほどの魔法使いとはどんなに強いのだろう、と興味本位でフラリと黒猫を探す旅に出ることにしたのだった。




「お前の飼い主はどこ行ったんだよ」
「え、知らない、森で迷ってるんじゃない?」
「はぁ?あの森で迷ったらもう二度と出れねえぞ」
「大丈夫、あいつ不死身だから」




はぁ…、と項垂れる男は、頑なに黒猫に会わせようとはしなかった。




「何?何でそんなに大切にしてるの?」
「…やだ、絶対会わせない」




心を覗こうとしても、閉心術によって阻まれる。

うーん、どうしようかなあ。
いつまでもコイツのこと縛っておくのも疲れるしなあ。


そんなことを考えていると、遠くから足音が近付いて来た。




「おーい!タマ!もう置いて行かないでよ〜」
「げ、宮田…」




汗をだらだらとかきながらも、満面の笑みで駆け寄って来る宮田。
はあ!?と驚きを隠せない様子の男は、どうやってここまで来たんだよ!と声を荒げている。





「えー、この美人な猫ちゃんが連れて来てくれたよ」
「「は?」」




宮田の数歩後ろから、ひょこ、っと顔を出したのは何とも賢そうな黒猫だった。




「ふ、ふじがやっ!」
「あれ、北山さん。何で縛られてるんですか?」
「お前…!」




口をパクパクさせて何か言いたげな男の様子に黒猫は近寄ると、その前足で男に触れた瞬間、俺の捕縛が一瞬にして解かれてしまった。

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たいちゃんらぶ(プロフ) - ・・にジーン( ;∀;)あぁぁぁ‥好きです・・ゆびわに気づいたたいぴ・・いつか!!!待ってます(*´σー`)エヘヘ (2018年11月17日 19時) (レス) id: 0f3cc9e55e (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - ( ̄m ̄〃)ぷぷっ!っと愛おしいし‥会社のエースなのにガヤさんと離れるのやだー(´;ω;`)と潰れるガヤさんにゾッコン(←)な玉ちゃんが大好きです♪サプライズに鳩になるたいぴ可愛い♪俺の胸に飛び込んでおいで!って本気な玉ちゃんにwwやっと絞り出したおかえり (2018年11月17日 19時) (レス) id: 0f3cc9e55e (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - 遠かった春・・( *´艸`)私‥夜布団の中で目が覚めた時更新チェック・・ついしちゃうんですが‥「春」シリーズだ!!! と思うとどんなに眠くっても起きて見ちゃう(`・ω・´)ゞきたやまくんの言葉に真っ赤になっちゃうガヤさんはホント可愛いし‥玉北ちゃんの飲み会は (2018年11月17日 19時) (レス) id: 0f3cc9e55e (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - 君が壊れる日・・いつもは光の中に身を置いているようなみっくん・・だからこその抱える闇なのかも(´;ω;`)ウッ…なんて思ってしまいました。でもそれを見逃さないたいぴが隣にいるなら…涙。ふえーん( ;∀;)… (2018年11月17日 19時) (レス) id: 0f3cc9e55e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 北斗さん» コメントありがとうございます! 春シリーズ好評頂けて嬉しいです( ;∀;)! この2人と北山さんことはこれからも書いていこうと思っております!また是非読んで頂ければ嬉しいです! (2018年11月16日 1時) (レス) id: 05aff8376d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年9月14日 22時

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