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「ってえええ？！タマと藤ヶ谷って大学の時の知り合いなの？！」
「いや、こっちこそガヤ先輩の恋人ってミツ先輩だったんすか？！」
阿鼻叫喚。
あの時食べた深夜のラーメンの味を、俺は今でも思い出せる。
濃厚煮干し出汁醤油ラーメン。
そしてあの時の驚きは、今でも色褪せない。
____
シャワーの音が遠くから聞こえている時、ちょうどスマホが鳴った。
「はーい」
『あ、もしもし、ごめん、今大丈夫？』
「ミツ先輩はちょうど風呂です」
そっか…
だなんて若干安心したように呟くガヤ先輩は、想像していたより全然元気が無くて、きっとミツ先輩に言い過ぎた、と反省しているのだろうと思う。
『酔っ払ってた？』
「はい、超泥酔してました」
『…本当ごめん、俺のせいだわ、』
「あら。今回の喧嘩はガヤ先輩が原因なんですか？」
うん。俺が悪いんだ。
幾度無くこのカップルの痴話喧嘩に巻き込まれて来たけれど、ガヤ先輩が俺に泣きついてきたことは一度もないし、決まって泣いているのはミツ先輩だ。
それがミツ先輩が明らかに悪い原因の時でも、泣いて俺の部屋に逃げ込んでくるのはミツ先輩だし、そしてそれを、俺が悪いんだ、と反省しているのはガヤ先輩だから、きっと惚れた弱みなのだろうか。
「俺で良かったら話聞きますけど」
『…今週末、記念日なんだよね。
それで、レストラン予約したよ、って話したら、その日は会社の忘年会があるとか言われて。
まあ、それは仕方ないことだし、俺も納得したつもりだったんだけど、でももう少し早く言えなかった？、みたいなちょっと小言を言っちゃって…』
「え、それの何処がガヤ先輩悪いんすか？」
『北山って、特に記念日とか気にしない奴だからさ。
だから今までも大して祝って来なかったんだけど。
でも今週末は…まあ、サプライズにしようと思って、言ってなかった俺が悪いんだけど…』
「サプライズ？なんか用意してたんですか？」
あいつには言ってないから、内緒にしておいて。
そう言って、ガヤ先輩はしばらくの無言の後、口を開いた。
「えっ、…じゃあ、お母さんにミツ先輩とのこと、話そうとしてたんですか…」
ボトッ
物音に振り向くと、ミツ先輩が風呂から丁度出てきたところで、ペットボトルを落として、こちらを呆然と見つめていた。
「お、れ…っ、帰る…っ」
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魚(プロフ) - たいちゃんらぶさん» コメントいつもありがとうございます〜！ バーテンシリーズはT×Fも交えて更新して行きたいと思っております！第4弾でもお付き合い頂ければ嬉しいです(*^^*) きっと高校生時代から宮田さんは良い友達だったんだろうなあ、と思いながら書かせて頂きました！ (2019年1月16日 9時) (
レス) id: 05aff8376d (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - あみさん» コメントありがとうございます！バーテンシリーズは私も書いていて楽しいです…笑！ ちょい笑い藤ヶ谷さんの策士っぷり是非楽しみにしていて頂ければと思います！魔法使いシリーズも引き続きよろしくお願いします！ (2019年1月16日 1時) (レス) id: 05aff8376d (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - した(/ω＼)お玉ちゃんの想いも気になるっ･･もう一回読み直さねば･･(｀・ω・´)ゞ (2019年1月15日 20時) (レス) id: 0f3cc9e55e (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - けてたいぴも良かったね･･みやっちありがとーー好きなんかじゃない･･玉ちゃんに色々暴いてもらって(←)たいぴの性癖が(ﾟ∀ﾟ)♪チュっと舌打ちが重なったってところ･･好きです･･玉ちゃんとだと右Fさんはみっくんにはどうなるんだろう･･ってつい考えちゃいま (2019年1月15日 20時) (レス) id: 0f3cc9e55e (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - 魚さん♪終電の後(≧▽≦)心配募らすたいぴの様子に(￣ｍ￣〃)ぷぷっ!お迎えに行くもどういうスタンスで??って考えちゃうトコもｗｗ(後でみったん怒ったら困るしね♪)ってここでやっぱり宮っちアシストさすがです♪優しい子だ!!幸せみったん･･良かったね･･それを聞 (2019年1月15日 20時) (レス) id: 0f3cc9e55e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魚
| 作成日時：2018年11月16日 1時
