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「おはよ、起きた?」
「ん、はよ……」






冷蔵庫から水を取り出して飲んでいると、何やら背中に視線を感じて振り返る。






「……」
「なに?飲む?」
「……いや、トイレ行く」
「……」






スマホを放り投げて前屈みになって蹲る恋人を見て、数秒後、ああ、と合点がいった。

金髪が朝の日差しに照らされてキラキラ光る。
つむじが可愛い。





「朝から元気だね」
「う…朝からそんな格好してるからだろ!」
「ティッシュいる?」
「良いです、トイレ行きます」
「えー、してるとこ見たい」
「はあ?!絶対やだ!!藤ヶ谷もじゃあ見せてくれんの?!」
「良いよ」
「え」






良いよ、と言うと北山は急に起き上がって目を見開いた。大きな瞳がこぼれ落ちそうなくらい開くので、はい、と満面の笑みで箱ティッシュを渡した。

ぱくぱく、と口を開く北山が可愛くてそのまま唇に軽くキスを落とす。





「……本気で言ってる?」
「うん」
「嘘じゃないよね?」
「うん。じゃあ北山の誕生日に見せてあげる」
「まじかよ……!」






すると北山がガバッと布団をめくったので埃が舞う。







「誕生日楽しみにしててね」
「やばい、出るかと思った」





何て朝から不釣り合いな光景なんだろう。

こんな結末ありますか→←朝から何してんの



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(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます!高嶺の花シリーズ、書き始めた当初は短編で終わる予定だったんですがそう言って頂けて嬉しいです(*^^*) 誕生日の後日談は下書きに眠っているのでもうすこし書き加えたら出しますね〜! (2019年9月26日 12時) (レス) id: cc0d16b1ad (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ふじみつさん» コメントありがとうございます!お返事すっかり遅くなってすみません。゚(゚^ω^゚)゚。!魔法使いさんシリーズに探偵シリーズに…この前更新したのはいつだっけ…という作品ばかりでお待たせしてすみません!いつか書きます!笑き (2019年9月26日 12時) (レス) id: cc0d16b1ad (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - こんにちは、魚さんの作品いつも更新楽しみにしてます!個人的に高嶺の花シリーズがとても好きで、なん度も読み返してます。北山くんの誕生日の件の続きがとても気になります、、、ぜひ見たいです^ ^ (2019年9月26日 10時) (レス) id: 1e2dbff765 (このIDを非表示/違反報告)
ふじみつ(プロフ) - こんにちは。みっくんのお誕生日になんて素敵な物語!ありがとうございます。私「春」がとても好きで、教師さんも、バーテンさんも、探偵さん、魔法使いも〜〜!完結したばかりですが、色々続き待っていても良いですか? (2019年9月19日 11時) (レス) id: a043f1bcd7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ぴこさん» コメントありがとうございます!わー!先生パロのお話も読んで頂けたとは…( ;∀;)!嬉しいです、あの2人のお話もまた書きたいなと思っていたのでやる気が出てきました笑 リアルな2人の関係性はこんな感じかな、と思い甘めな設定で書かせて頂きました(*^^*) (2019年9月18日 12時) (レス) id: cc0d16b1ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年7月19日 2時

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