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ニカ先輩と北山先輩は午後も授業があるらしく、このまま昼食を食べに行くみたいだった。玉森さんたちはこのまま帰るみたいで、私たちにひらひら、と手を振った。





「ガヤ、一緒に帰ろー」
「うん。じゃあニカ君とマイコちゃんも、また」






立ち去って行く美女2人に軽く礼をして見送ると、ニカ先輩が俺たちも行くか―、と声を掛けた。







「じゃあ、明日教科書持ってくるわ。サークルの時に渡す」
「はい!ありがとうございます。」






そして北山先輩たちも居なくなってしまい、あんなに華やかだった空間はまた私1人に戻った。





風になびく髪を抑えたあの華奢な右手。
その右手に、小さな輝きがあったのを思い出して、やっぱり胸が切なくなった。







「あの人が北山先輩の恋人かあ…」







サークルのマネージャーの女の先輩たちが、ラブラブだ、と絶賛していたのも、この数分間で納得できる。

あの様子だと同棲でもして居るんだろうか。
素敵なカップルだなあ。


それに、玉森さんが冗談で“北山先輩が私の事をナンパしていた”と言った時のあの藤ヶ谷さんの表情。





「北山先輩って、やっぱり罪な男だなあ…」




うーん、やっぱり宝くじ買って帰ろう。


教科書を買わなくて良くなったお金で、春の日差しの中、私は宝くじを買いに行くことにした。

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(プロフ) - xxxさん» コメントありがとうございます!高嶺の花シリーズ、本当はシリーズ化する予定ないまま書いたのですが意外と皆様から好評で嬉しい限りです…。゚(゚^ω^゚)゚。まだ完結はしておりませんので、気が向いたら書かせていただきますね! (2019年9月7日 13時) (レス) id: cc0d16b1ad (このIDを非表示/違反報告)
xxx(プロフ) - もっともっと続きを読みたいです!これからも頑張ってください! (2019年9月7日 8時) (レス) id: 56bd14aad5 (このIDを非表示/違反報告)
xxx(プロフ) - 初めまして。高嶺の花シリーズ大好きです。 (2019年9月7日 8時) (レス) id: 56bd14aad5 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - たいちゃんらぶさん» どれもこれも超未完成な中途半端な状態だったんですが、下書きにしておくのも何だかなあ…と思い、公開してしまいました…|・ω・`) いつも適当な更新スタイルですみません!笑 気が向いたらシリーズ化していきたいと思っております〜! (2019年7月2日 23時) (レス) id: cc0d16b1ad (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あんさん» お返事遅れてすみません。゚(゚^ω^゚)゚。!あんさんの作品を読んでいて、Kさんの方がFさんに対する独占欲強いんだろうな、と思い、Tくんと居るところを見てめちゃくちゃ嫉妬する…っていう展開を考えて書かせて頂きました笑 (2019年7月2日 23時) (レス) id: cc0d16b1ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年4月14日 1時

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