5-�� ページ32
.
落ち着いた雰囲気のカフェに入り、3人はそれぞれ飲み物を頼んでライブの感想を話している。
慎「まじかっこよかった」
北人「ね。サマソニ決まったんでしょ」
慎「まじ？すごすぎ」
北人「…どうだった？」
少し黙り込むAに話を振る北人。
A「…普通にすごかった」
北人「好きになっちゃうね、あれは。」
A「…そんなことないよ。」
北人「んー、そう？」
A「……まぁ確かにかっこよかった、けど。」
北人「じゃあ俺のライブも来てって言ったら来てくれる？」
A「…うん。行ってみたい」
横澤『なんか…慎がんばれ！』
Ami『北人ほんとにグイグイ』
北人とAが楽しそうに話す中、慎は会話に入らずじっと聞いていた。
しかし…
慎「…あー…えっと…、Aちゃんと2人になってもいい？」
Ami『来た！動いたー！』
北人は表情を変えずに「いいよ」と了承したが、去り際に少しだけ悔しそうな表情で振り返った。
慎「…今日さ、なんで来たの？」
A「今日？…えっと…」
慎「気になってる人、今日来た中にいる？」
A「…うーん…ノーコメントじゃだめ？」
慎「俺、Aちゃんが行くって言ったから来た」
A「…そうなんだ」
慎「…俺のこと、ちょっと意識して欲しい」
A「…してるよ」
慎「まじで言ってる？」
A「…ウソ、つかないもん。」
飲んでいたアイスコーヒーのストローをくるくるとかきまわしながら、Aは下を向いた。
慎「…北人さんのこと好きなのかと思った。」
A「…さぁ、どうだろうね」
慎「…Aちゃんって…オオカミ…ちゃん？」
A「…違うよ。違う。」
慎「……まじで？」
A「…ほんと。」
慎「………、…オオカミちゃんってどういう心境で皆と話してるんだろ…」
A「……ね。」
慎「だって全部…ウソってことだろ」
A「…わたしは…ウソつかないよ」
慎「…ほんとに？」
A「ほんと。」
Aは少しだけ目を伏せ、それから、同じように目を伏せた慎を見つめた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1886人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
missa - わーーー！！待ってました！！！更新楽しみです！応援してます！ (2021年2月26日 23時) (
レス) id: 6f1a5651d6 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 作者さんのオオカミシリーズの小説最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年10月6日 16時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - はじめまして。RAMPAGEとオオカミシリーズも好きなので楽しく読みながらオオカミ探してます。 (2020年7月6日 12時) (レス) id: 3d72f20392 (このIDを非表示/違反報告)
蘭の花(プロフ) - ゆうさん» 応援コメントありがとうございます(^^)ぜひ応援してあげて下さい。笑 (2019年11月14日 17時) (レス) id: 517b3b5b29 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - まこっちゃんと結ばれてほしいです！！まこっちゃん頑張れ！！！ (2019年11月13日 23時) (レス) id: 29c1d2373b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蘭の花
| 作成日時：2019年10月19日 20時
