シャツ&メガネ ページ6
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今日は朝から生憎の雨
ポツポツとなる雨音はどこか風情があり、読書には最適な日だ
部屋はほのかにコーヒーの香りが漂っている
本を読みながらコーヒーをコクッと一口飲む
ほぅと息をつき、グイッと体を伸ばす
長時間本を読んでいた証拠なのか体からパキッ、ポキッと音が鳴る
ちなみに読んでいた本は「走れメロス」「百万回生きた猫」etc….
メロスとセリヌンティウスはぁズッ友!
時計を見れば針は12時を指していた
イザナ君に何食べたいか聞いてこよ
コンコンっとドアをノックする
…
…
…
….返事がない、ただの屍のようだ
そっとドアを開ければ何やら真剣な表情でノートパソコンを使っているイザナ君
パリッとした白いシャツに、私が誕生日にあげたブルーライトカットのメガネを装着していた
まさに仕事のできる女という感じだが、正しくは仕事のできる男である
あとメガネ姿が眩しい
『イザナ君、なにしてるの?』
声をかければビクッと肩が跳ねた
「ノックぐらいしろよ..」
『したけど気づいていないようでしたので』
見られたくないのかバッとノートパソコンを勢いよく閉じた
いったい何を調べていたのか…
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LOVE - 最高です、、、、、、、、、、心臓止まります、 (2022年8月2日 18時) (レス) @page10 id: 9a85c7cf77 (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - イザナくんならなにを着てもきっと似合うはず (2021年12月5日 0時) (レス) @page10 id: 0560ab194e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まちこ | 作成日時:2021年10月3日 19時