３３話 ページ38
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…さて、どうしたものか。
暗い食堂の中、わたしは一人考え込んでいた。
いつまでもあいつらをディクリアから庇いきれるわけがない。
……は？
違う違う、わたしはディクリアが誰かを殺して苦しまないようにしているだけであって、あいつらを守っているわけじゃない…！！
…はぁ。こんなに疲れたのは、いつぶりかしら。
考えるだけで、頭が痛くなってしまいそう。
だいたい、なんで玄関のドアが開かないわけ？窓だって、強風を叩きつけているのにどうして割れないの(試し済み)。おかしいじゃない。
あぁ、もう疲れたわ…。
気がつけば食堂を抜けて廊下に出ていて、窓から入る月光が床を照らす。
いつも通りその窓に寄りかかって、外を眺める。
もう、疲れました。お父様、お母様…。
そう目を瞑った時。
「本を二冊探しなさい。」
「それで隠し通路を開けるんだ。」
貴「！？」
どこからか聞き慣れたはずの、耳に染み付いた、あの声が聞こえた。
周りを見渡すのに、誰もいない。
誰？どこにいるの？
お父様とお母様？どこ、いるなら出てきてください。私を助けてください。
もう、私は疲れてしまったの。
「しっかりしなさい。クジェレーン家当主、A・クジェレーン。」
「お前ならできるぞ。」
当主、、、？私が、当主なの、、、？
お前ならできるぞ。そうよ、私にならできるわ。私に不可能なんてないもの。
幽霊よ？疲れたなんてあるわけないじゃない。気のせいよ気のせい。
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あめさん(プロフ) - ルーナさん» 折れちまったもんは仕方ねえんだ…。(すみません) (2020年11月3日 19時) (
レス) id: 8fcf54a0b3 (このIDを非表示/違反報告)
あめさん(プロフ) - 暇人な名無しさん» それ思いました！！！ (2020年11月3日 19時) (レス) id: 8fcf54a0b3 (このIDを非表示/違反報告)
ルーナ(プロフ) - 折れないでぇぇぇぇ！？頑張ってヤバいって！ふわっと言ってるな！(好きです！) (2020年11月3日 0時) (レス) id: f3c1e985f9 (このIDを非表示/違反報告)
暇人な名無し(プロフ) - ノリ軽いよ！！！「あれ、やば折れたかも。」じゃないよ！？一大事だよ！？！？ (2020年11月2日 21時) (レス) id: d7b6c8461a (このIDを非表示/違反報告)
あめさん(プロフ) - 暇人な名無しさん» わかっちゃいました？？ディクリアの目は青いんですよ…。 (2020年10月28日 18時) (レス) id: 8fcf54a0b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あめさん | 作成日時：2020年8月25日 20時
