２９話 ページ33
想像力豊かな人は少しだけこわいかも。
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救急箱を抱えて立ち尽くす。
彼女が部屋から去った際、猛烈な寒気が俺を襲った。冷や汗が背中を伝った。
彼女がいなければ、きっと俺たちはこの屋敷では生きていけない。それは、俺たちの命の危機となりうるものが、この屋敷にあるから。…いや、いるから、と言った方が正しいだろうか。
もう一人の女の霊。服装が、まるで彼女の2Pのように色違いな彼女。
俺はこう見えて夜目が聞く。彼女…わかりにくいな。服が黒い範囲が多いから、仮に黒い少女としよう。黒い少女のほうが、俺たちを助けてくれたほう…白い少女よりもすこし幼い顔をしていた。
そして白い少女を「お姉様」と呼んでいたことから、彼女らは姉妹であるということがわかる。
二人揃って幽霊になってしまったのか？可哀想に。
もう一度襲ってきた寒気にぶるりと体を震わし、早くみんなの元へ帰ろうと救急箱を抱えて部屋を飛び出した。
ディ「……………ミィつケた。」
その瞬間のことだった。
視界の大半が大先生のような濁った青色でうまった。しばらくたった後、あれ、今の声はなんだろうとようやく疑問に感じた。
声だ。黒い少女の声だ。見つけた？なにを。
俺か？俺に向かって言ったような台詞だった。
でも、どこから見てるんだ？
俺の視界にうつっているのは、この青以外…。
あれ？
この廊下って、青かったっけ。
それから考え、考えついた恐ろしさに、思わず身を震わせた。
ディ「気づいた？」
目の前の青色の満月が、ニタリと三日月に欠けた。
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あめさん(プロフ) - ルーナさん» 折れちまったもんは仕方ねえんだ…。(すみません) (2020年11月3日 19時) (
レス) id: 8fcf54a0b3 (このIDを非表示/違反報告)
あめさん(プロフ) - 暇人な名無しさん» それ思いました！！！ (2020年11月3日 19時) (レス) id: 8fcf54a0b3 (このIDを非表示/違反報告)
ルーナ(プロフ) - 折れないでぇぇぇぇ！？頑張ってヤバいって！ふわっと言ってるな！(好きです！) (2020年11月3日 0時) (レス) id: f3c1e985f9 (このIDを非表示/違反報告)
暇人な名無し(プロフ) - ノリ軽いよ！！！「あれ、やば折れたかも。」じゃないよ！？一大事だよ！？！？ (2020年11月2日 21時) (レス) id: d7b6c8461a (このIDを非表示/違反報告)
あめさん(プロフ) - 暇人な名無しさん» わかっちゃいました？？ディクリアの目は青いんですよ…。 (2020年10月28日 18時) (レス) id: 8fcf54a0b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あめさん | 作成日時：2020年8月25日 20時
