１６話 ページ18
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カツーンカツーン……。
この音は、懐中電灯が地面に落ちた音だろうか。暗く大きな屋敷に、よく響いた。
あれ？私、今_____
何を、したのかしら。
ディ「お姉様。」
後ろから、ディクリアが私を呼んだ気がした。
振り返れば、思った通りディクリアはそこにいた。真っ暗な廊下に黒い服で見えづらいはずなのに、不思議とその姿ははっきりと認識できた。
そのディクリアの姿を捉えた瞬間、身体中から鳥肌が立つ感覚がした。勿論、本当になってはいない。
自分が殺した？今、私が殺したのかしら。
いや、声をかけただけであって、私が殺したわけじゃないわよね？
驚いたあいつらが勝手にああなっただけであって、わたしは、ワタシは___。
ディクリアはゆっくりと近づいてくる。髪を靡かせるその動きも、ゆっくりと微笑むその口元も、黒からだんだんと白に変わっていくその瞳も、絶望のどん底に突き落とされている今の私には恐怖の対象だ。
私よりも数センチ低い頭が横をすれ違う時、肩に手をおかれた。
ディ「__処分を手伝ってくれてありがとう。」
形もないはずの手なのに、触られた気がした。
熱ももたないはずの手なのに、触れられたところが生暖かかった気がした。
香りなんてないはずの体なのに、香りなんて感じないはずの体なのに、
何故だか、懐かしい香りがした気がした。
カーペットの上に落ちた滴が、シミを作る。
もとから鮮やかな赤いカーペットが、その一部だけもっと鮮やかに彩った。
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あめさん(プロフ) - ルーナさん» 折れちまったもんは仕方ねえんだ…。(すみません) (2020年11月3日 19時) (
レス) id: 8fcf54a0b3 (このIDを非表示/違反報告)
あめさん(プロフ) - 暇人な名無しさん» それ思いました！！！ (2020年11月3日 19時) (レス) id: 8fcf54a0b3 (このIDを非表示/違反報告)
ルーナ(プロフ) - 折れないでぇぇぇぇ！？頑張ってヤバいって！ふわっと言ってるな！(好きです！) (2020年11月3日 0時) (レス) id: f3c1e985f9 (このIDを非表示/違反報告)
暇人な名無し(プロフ) - ノリ軽いよ！！！「あれ、やば折れたかも。」じゃないよ！？一大事だよ！？！？ (2020年11月2日 21時) (レス) id: d7b6c8461a (このIDを非表示/違反報告)
あめさん(プロフ) - 暇人な名無しさん» わかっちゃいました？？ディクリアの目は青いんですよ…。 (2020年10月28日 18時) (レス) id: 8fcf54a0b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あめさん | 作成日時：2020年8月25日 20時
