Forty eight ページ12
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「ぐおぉぉぉぉっ！！！！！！！」
金髪の少年が目の前にいた男の急所を蹴り上げた。うわっ、思わずそんな声が漏れたが、あれは絶対痛い。
サッカーでも習っていたのだろうか。蹴るフォームも力強さも、凡人とは比べものにならないほどだった。
「あっ兄貴！！くそがき、なにすっっ……」
そう睨んだ先には、少年…ではなく、姿勢を低くし低い声で唸る狼。今にも飛びかかってきそうで、その目を向けられていない俺たちでさえ震えてしまった。
ぁっ…そんな情けない声を男は漏らした。思わず漏れてしまったような、その見た目からは考えつかないような心細い声だった。
この男はどうするのだろうか。俺たちを狙ってきたとはいえ、さすがに目の前で息絶えるのは勘弁してほしい。
そう考えて男の方に目を向け、次にとる行動を見つめていた。
「し、しつれーしまーす…。」
そこで男がとった行動は、逃げる。なんと。ぎこちない笑顔でにこりと笑った男は、そろりそろりと忍足でゆっくり逃げようとした。
「ゔゔゔゔぅぅぅ…」
低く低くもう一度唸った狼。完璧に怯えた男は、気絶した男を乱暴に掴んでスタコラサッサと帰っていった。
俺たちは標的の男がいなくなったことで、今度は俺たちが狙われるのではないかと内心びくびくだったが、どうやら狼はそんなことを微塵も考えていないようだ。
逆立てていた毛は元に戻り、ぺろぺろと自分の前足を撫でている。
よく見えていなかったが、首輪が付いている。誰かが手懐けている、ということか…？そんな常識外れ、なかなかおらへんで…。
いやいや、こんなことしている場合じゃない。後ろの彼らはどうなったのだろう。こちらから増援が来たということは、向こうから増援が来てもおかしくない。
そうおもって向きを変え、グルッペンの手を引っ張り来た道を戻る。
…数分後、俺は目を見開くことになる。
sha「っはい、さいごぉぉおおぉぉぉ！！」
俺が見た光景は、
十数人の男たちが伸びて倒れている中、そのうち片方の少年は最後の一人に向かって、しゃべるを振り下ろした瞬間だった。
がこん、と鈍い音が鳴り、大きく体を揺らしてから最後の一人は地面へと倒れる。
薄暗かった路地裏に日光がさし、光を反射させたしゃべるがどこか誇らしげに輝いていた。
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あめさん(プロフ) - ルーナさん» タイミング悪くてすみません…！！こちらこそありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです！ありがとうございます！ありがとうございます！大丈夫です！おやすみなさい！頑張ります！！ (2020年11月3日 19時) (
レス) id: 8fcf54a0b3 (このIDを非表示/違反報告)
ルーナ(プロフ) - えまって知らない！！！テスト期間中に完結とか聞いてない！！！ありがとうございます！！！好きでした！！！(？)完結おめでとうございます！！！応援してます！！！うるさくてごめんなさい！！！土下寝します！！！新作頑張ってください！！！() (2020年11月3日 0時) (レス) id: f3c1e985f9 (このIDを非表示/違反報告)
あめさん(プロフ) - ロンさん» ありがとうございます！お付き合いいただきありがとうございました！！ (2020年11月2日 19時) (レス) id: 8fcf54a0b3 (このIDを非表示/違反報告)
あめさん(プロフ) - ちびごん1さん» ありがとうございます！そう言ってもらえるとやる気が出ます！！ (2020年11月2日 19時) (レス) id: 8fcf54a0b3 (このIDを非表示/違反報告)
あめさん(プロフ) - 月夜猫さん» プレッシャー (2020年11月2日 19時) (レス) id: 8fcf54a0b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あめさん | 作成日時：2020年9月24日 21時
