C&C－夏編－ (ページ6)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:19,475 hit

6 ページ6

.

ニノは

いや、そんな目で見られてもさぁ…

っていう顔をした。

うぅ～、お願いだよニノ～

俺だってこんな話ニノにしかできないし、そもそも俺は恋バナ？をしようと思ってしたわけじゃない。

ちょっとこぼした本音が恋バナになっちゃってたってだけで、自分では自覚してなかったんだから。

だって恋だなんて思いもしなかったんだよ？

そんな中、『恋だよ』なんて軽々と言われたもんなら…

…あぁ！全部ニノが悪い！

ニノが恋だ、って言わなければそんなこと気づかずに一生を終えたのに！

そうだ、ニノには責任がある。俺にそれは恋だと宣告した責任が！

責任は最後まで取ってもらわなくてはならない。

ニノをビシッと見据えて文句を言おうとした時…

「あれ？ニノじゃん！」

声がした方向を向くと、他校の制服を着た男の子がハンバーガーのセットの乗ったトレーを持ったままこちらに手を振っている。

ニノも「あぁ！」なんて言って手を振り返してる。

その他校の男の子は、俺の存在に気づいてないのか、俺らのテーブルに近づいてきた。