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「でもさ、その調子だと女子に取られるぞ」
ジュンくんが言った。
「オオノくん、引く手数多なんでしょ？」
あぁ、そうだった。肝心なところを忘れてた。
っていうか智くんのことだし、しつこく告白とかされたらめんどくなって
『いいよ』
なんて言いかねない…！
「どうしよ…」
「どうしよ…って言ったって大野がモテることは変えられないんだから…」
「…」
じゃあやっぱり早くサクライくんが付き合わなきゃ、なんてジュンくんは軽く言う。
だから！付き合うにも敵が多すぎるんだってば！今はその話をしてるのに！
「…とりあえず櫻井が女になることは無理なんだからさ、櫻井だけが出来ることを考えてみれば？」
ニノが立ち上がりながらそう言って、「追加でポテト買ってくるわ」と言い残してレジの方に行った。
俺だけに…出来ること？
女の子たちには出来なくて俺だけに出来ること…
うーん、なんだろう…
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作者名：pokari | 作成日時：2019年5月10日 21時
