保健室の小瀧くん (ページ6)

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ろくページ6

あなたサイド

｢あ、の...彼女さん、良かったんですか？お邪魔してしまって本当にごめんなさい!!!」

本当に申し訳ない...という思いを込めて深く謝った

けれど

『別にええよ。彼女ちゃうし』

なんて嘲笑うように吐き捨てた

『そんなんより怪我手当したるからここ座って』

｢あ、ありがとうございます...」

彼女じゃないのにあんなことするんだ...

っていう疑問を抱きながら指定された椅子へ座る

｢いっ...て...」

『お前なんでこんな所怪我すんねん顔面から転けたんか？」

｢いや...ボールが当たっちゃって...」

『どんくさ、』

あの、その言葉結構真顔で言われちゃんと傷つくんですけど...

｢あ、私だって当たりたくて当たったわけじゃありません」

ちょっと強気な口調で言い返してみると

ピタッと手当をしてくれていた手が止まった

え、？

恐る恐る顔を見上げると

すっごい怖い顔してる...

ヤバい、怒らせちゃった

どうしよ...

『アホか。自分からボールに当たりにいくやつなんかおらんわ」

とクスッと笑った

カッコイイ...