天使10 ページ11
masa side
『masa、さん？』
「あー、ごめんごめん！綺麗すぎてびっくりしちゃったよ〜」
本当にびっくりした。
この子は化ける。
今でも十分綺麗な魅せるダンスだったけど、もっと上に行ける。
そう直感で感じとった。
今まで見てきた誰よりも綺麗だと思った。
「バク転とか出来るかな？」
アクロバットが出来ればもっとできる幅が広まる。
『バク転？』
あ、知らないのかな？
「僕がやってみるから出来そうだったらやってみて」
バク転をしてみせる。
『おおー！すごい！』
パチパチと拍手をしてくれる。
「出来るかな？」
『やってみます！』
僕が１回見せただけで成功させてしまった。
『やった！できた！』
やっぱりこの子はダイヤモンドの原石だ。
その後も色々なアクロバットを教えていく。
それを簡単に飲み込んでいく。
『masaさん！ありがとうございます！』
そんなことをしている内に、時間になっていた。
僕の指導時間は午前だけだったから、これだけのことを教えられるとは思ってもみなかった。
「いやいや、心珀くんすごいね。僕が教えたこと全部飲み込んじゃうんだもん」
『そんなことないですよ！僕なんてまだまだです』
あれだけ出来て、天狗にならない。
この子はやっぱり上に行くべきだ。
「もう僕から教えることはないよ。頑張ってね！」
『ありがとうございました！』
深深と頭を下げて、レッスン室を出ていく。
心珀くんかぁ、
いい子だし、ダンスはすごいし。
僕、ファンになっちゃったなぁ。
頑張ってね、心珀くん。
＿＿＿＿
設定
masa
性別→男
身長→175
その他→ダンサー 振付師
また出てくるかもです！
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