Twenty-Five ページ26
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カーテンの隙間から覗く光で起きるなんて随分優雅な朝を迎えた
何時か確かめようとしても私の体は彼にがっちりホールドされて身動き一つ取れない。こんな可愛くて赤ちゃんみたいな顔してるのに、腕とか胸板とかにはしっかりと筋肉がついていて、"筋肉うさぎ"っていう言葉は彼にハマりすぎてると思う
軽めのスキンケアしかしてないのにすべすべな肌
私が黒髪が好きって言ったら次の日に染めてきた髪の毛
すぐ拗ねて尖らせる口
全部が愛おしい
ふにふにと頬を触ると、んんって声を出して寝返りを打つ"筋肉うさぎ"さん。そのまま私の胸に顔を埋めて、またスースーと寝息を立て始めた
これは、無意識なのか
だとしたら、随分やばい
このまま、この時間がずっと続けばいいのにって思うけど、起きる時間をとっくに過ぎてるから、仕方なく彼に声をかける
「ジョングク、起きて」
トントンと彼を叩くと、顔を上げて私と目線を合わせて、おはよって。今日は素直に起きるんだなって思ったら、そのまま再び私の胸に顔を埋めるジョングク
私の背中に回していた腕の力が少しだけ弱くなって、これ寝るやつだって察して、体を少し離す
「ねぇ、起きないの？仕事遅れちゃうよ」
彼のサラサラの髪を撫でながらそう言うと、背中の腕に力を込めて抱き寄せられる
『Aの体ふわふわしてて、気持ちいい』
僕ここで一生寝れるっていう謎発言しながら、また寝息を立てじめたジョングク
仕事が忙しくて最近あまり寝れていなかった彼だから、無理矢理起こすこともできなくて、私もそのまま目を閉じた
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あれから何時間たったか分からないけど、私は携帯の機械音で目が覚めた
彼は体制を変えていて、私の首に顔を埋めている。鼻息がかかってくすぐったくて、顔の向きを変えると携帯が光っているのが見えた。少しだけ腕を伸ばして携帯を手に取ると、映し出された時間は、とっくに彼の出勤時間を過ぎていた
無数のカトク通知。ほとんどがジミンちゃんからで、《Aちゃん、ジョングクと一緒にいる？》《まだ出勤してないらしくて》《一応、撮影の順番ずらしてもらったけど、早めに来てって伝えて！》
ああ、ごめんなさい
今隣で寝ています
幸せそうに寝ている彼を今度は叩き起こす
「ジョングク、起きて」
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あぽ(プロフ) - かわうそさん» ありがとうございますー！ぜひぜひ、楽しんでください！！ (2021年5月29日 22時) (
レス) id: a3b1bf1780 (このIDを非表示/違反報告)
かわうそ - 続編おめでとうございます！更新楽しみにしてます！ (2021年5月29日 13時) (レス) id: 2b3a05bb5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あぽ
| 作成日時：2021年5月28日 10時
