20話 ページ21
センラさんの話を聞き終わるとセンラさんはお昼を作ると言い、キッチンに向かった
センラさんを目で追っていると、冷蔵庫の中を確認してから、こちらを振り返ってきた
セ「なぁ、嫌いな食べ物とかあるか?」
センラさんがキッチンから顔を覗かせて聞いてくる
一瞬考えて、まず多くの物を食べた事がない事に気付いたが、それを言ったらキリが無いので言わない事にした
『……特にないです』
セ「ん、了解。ちょっと待っとってな」
そう言うと再び、冷蔵庫へと視線を移していた
坂「なぁなぁ!!お昼出来るまで、ゲームせぇへん?!」
志「ええな!それ!」
坂田さんが突然身を乗り出して話し、それに志麻さんが乗っかるようにして返事をした
坂「もちろん、君もな!」
突然笑顔で話を振られ、思わずしどろもどろになる
『で、でも、…私、ゲームした事、ない、です……』
そんな私の返答に、まるで気にしていないと言うように坂田さんと志麻さんは微笑んでいた
志「使い方とか、操作方法もちゃんと教えたるから、やろう!」
『えっと…』
どうすればいいかわからなくて、うらたさんを見ると目が合い苦笑していた
う「お前の好きなようにしろ」
『えっと、よろしくお願いします…?』
坂「任されましたー!!」
志「よっしゃ!テレビの前行こ!!」
『は、はい!』
志麻さんと坂田さんに手を引かれ、テレビの前にあるソファに座るとボタンのついた四角い形をした物を手渡された
坂「はい!これが、コントローラね!」
『あ、ありがとうございます…』
初めて持つコントローラに興味を示していると、テレビの方に3人集まって何か話していた
志「さかたん!何やる?」
坂「ん〜、ス◯ブラか、マ◯カー?うらさんは何がええ?」
う「別に何でもいいよ」
志「マリ◯パーティもあるで」
坂「協力してやる奴がええよな?」
う「なら、普通にマ◯オでいいんじゃね?」
志「ほーい!」
返事をすると志麻さんはCDのような物を機械に入れていた
私が持っているのと同じ形のコントローラを持った坂田さんと志麻さんが私の両隣に座った
うらたさんは、先程座っていた椅子を持ってきて、背凭れを前にして跨って座っていた
それから、志麻さんや坂田さんに操作方法を教えてもらいながら、初めてゲームをした
時々うらたさんが、私がやりやすいように動いてくれているのだと、なんとなくわかった
センラさんの「お昼出来たで〜」と言う声が聞こえるまで私は夢中になってゲームをしていた
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怜莉(プロフ) - ちょこさん» コメントありがとうございます!返信が遅くなりすみません……。更新出来るように頑張りますね! (2020年2月6日 22時) (レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - この作品好きです!続き楽しみに待ってます! (2020年1月13日 22時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
莉緒那(プロフ) - 美咲さん» コメントありがとうございます!こんな駄作を楽しく読んで頂いて嬉しいです……!了解しました!今日中に結論を出したいと考えています! (2019年3月28日 13時) (レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)
莉緒那(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます!こんな駄作を楽しく読んで頂いて嬉しいです…!なるほど、その場のヒントを出すと言うてもあるんですね!検討させて頂きます!今日中に結論を出したいと考えています。 (2019年3月28日 13時) (レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)
莉緒那(プロフ) - 星宙☆*:さん» コメントありがとうございます!作者のことを考えて頂きありがとうございます…!思わず涙を流しました……。今日中に結論を出したいと考えています! (2019年3月28日 13時) (レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:怜莉 | 作成日時:2018年11月29日 12時