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2話 ページ3

屋上に続く扉を開けると、銃をこちらに向けて立っている金髪の男の人が居た

(誰…?)

??「誰やあんた」

私が思っていたことを相手に聞かれた

??「答えろ言うてんねん」

私が何も言わない事にイラついたのか、声色が鋭くなった

『あ、えっと……』

??「チッ、ハッキリいえや」

『……お、桜雅、美紗、です……』

初めて感じる殺気?の様なものに思わず声が震える

??「なんで此処に居るん?」

見知らぬ人に言うのは少し気が引けたが、今のご時世銃を持っている人なんてまともな人では無いのは用意にわかった為、正直に話すことにした

『……ここから飛び降りる為に来ました』

私がそう答えると金髪の人は目を見開いていた

??「は?あんた、ここで死ぬつもりやったん?」

『はい……』

(あの銃で殺.してくれないかな?そしたら、楽なのに。いっその事聞いてみるか)

意を決し、金髪の人に声を掛ける

『あの…』

??「なんや?」

『その銃で、私を殺してくれませんか?』

??「は?あんた、正気か??」

金髪の人は顔を顰め、銃を下ろした

『正気です。私はタヒにたいんです。でも、タヒねない』

??「……なんでなん?」

『いつも、既の所で怖くなるんです。自分じゃタヒねない。他人が殺してくれれば躊躇とか必要ないじゃないですか。だから、殺して欲しいんです』

私が言い終わると少しの沈黙が生まれた

??「……わかった、桜雅 美沙、あんたを殺したる」

そう言うと金髪の人は銃を構え直した

??「最後の言葉ぐらい聞いたる」

『……鞄の中に遺書があるのでそれを私の横に置いておいて下さい』

??「わかった」

私はゆっくりと目を閉じ、両手を軽く広げて狙いやすいようにした

(あぁ、やっと私、タヒねるんだ…)

しかし、どんなに待っても銃の音は聞こえてこない

『……っ!!』

すると突然、口元を布のようなもので抑えられた

閉じていた目を開けて見ると、金髪の人が優美に微笑んでいた

??「桜雅美沙、あんたは今この瞬間、タヒんだ」

そして、私の意識はそこで途絶えた

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怜莉(プロフ) - ちょこさん» コメントありがとうございます!返信が遅くなりすみません……。更新出来るように頑張りますね! (2020年2月6日 22時) (レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - この作品好きです!続き楽しみに待ってます! (2020年1月13日 22時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
莉緒那(プロフ) - 美咲さん» コメントありがとうございます!こんな駄作を楽しく読んで頂いて嬉しいです……!了解しました!今日中に結論を出したいと考えています! (2019年3月28日 13時) (レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)
莉緒那(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます!こんな駄作を楽しく読んで頂いて嬉しいです…!なるほど、その場のヒントを出すと言うてもあるんですね!検討させて頂きます!今日中に結論を出したいと考えています。 (2019年3月28日 13時) (レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)
莉緒那(プロフ) - 星宙☆*:さん» コメントありがとうございます!作者のことを考えて頂きありがとうございます…!思わず涙を流しました……。今日中に結論を出したいと考えています! (2019年3月28日 13時) (レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:怜莉 | 作成日時:2018年11月29日 12時

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