ドンペリって言うけど実の所それが何なのかわかってない ページ11
あれから私は全く記憶に無い人に親しくされ、昔の思い出話をされるが話しについていけないのでかなり気疲れした。
疎外感を感じていたのも事実だが、銀ちゃんさん達がいた事で何とか気持ちを持ち直していた
そもそも大人数でワイワイするのも好きじゃないので、コソッと抜け出して帰ってしまおうか。とも思ったが、前世の私は真選組とやらに女1人で隊士として居座っていたらしく、むさ苦しい警察の男連中に囲まれており抜け出そうにも抜け出せない。
｢何辛気臭い顔してやがるんでィ｣
そう声が聞こえ振り向くと、先程まで神楽ちゃんと口喧嘩をしていた沖田さんが
色々な箇所が汚れているのを見ると、どうやら殴り合いにまで発展したらしい
｢元からそんな顔ですよ｣
｢俺ァ真選組の一番隊隊長で、お前がその副隊長だったんでさァ｣
今ここにいる警察の人達は真選組にいた構成でそのまま組まれた部隊らしい。
それを聞くと山崎さんが言っていたことにも納得がいった
｢話し聞いてやすかィ｣
｢すみません長くて半分も聞いてませんでした｣
私がそう返すと、だろうな。と返答が
前世でも私は話しを聞かん野郎だったのだろう
お互い向かい合わせになる形のまま沈黙だけが過ぎていく、周りがうるさいのでそこまで辛くもないが
｢一番隊副隊長の座が今も空いたままなんでさァ｣
俯いたままぽつりと呟いた沖田さんのその一言で、何を意味しているのかは記憶の無い私でも想像はつくが、なんと返せば良いか分からない私がいた
きっと真選組の人たちが求めているのは前世の記憶を持つ私。
違うとこの人たちは否定してくれるのかもしれないが、思い出せない苛立ちに近い歯痒さをどうにかしたいと思っている自分もいた
｢別に入ってもいいと思う自分がいるんですけど、それじゃダメな気がするんですよね｣
数時間だけだが接してみて分かった。この人たちは私のことをとても大切にしてくれていたんだと
そんな良い人達にこんな中途半端な状態で向き合うのもきっと意味は無い
｢もう少し考える時間をください｣
そういうと、穏やかな表情で分かった。という沖田さんは18歳とは思えないような大人びた顔をしていた
ちなみにこいつが人の皮を被った悪魔だと知るのはこのやり取りの5分後だった
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二宮瑠夏(プロフ) - 面白いです！すっごい気になるので更新頑張ってください！ (2022年4月7日 12時) (
レス) @page41 id: 36dca4defb (このIDを非表示/違反報告)
甘みかん味(プロフ) - シディアさん» コメントありがとうございます!そんなこと言って頂けて幸いです!!是非推してあげてくださいーー! (2021年12月7日 17時) (レス) id: e647edf408 (このIDを非表示/違反報告)
シディア - 僕山崎と土方推しだけど夢主ちゃん推しに変わろうかな。山崎と夢主ちゃん尊すぎる。ダメだ。これは夢主ちゃん推すしかない。 (2021年12月3日 21時) (レス) @page40 id: 939d5c7779 (このIDを非表示/違反報告)
甘みかん味(プロフ) - りんこさん» 人間いつ死ぬかわからないですからね!!笑亀更新ですが頑張ります!! (2021年4月3日 17時) (レス) id: e647edf408 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - いつも拝見させていただいています。ええっ！主人公死んだよ！もしかしてもう終わり…っと思ったら現世に飛んでホッと一安心してました。何だかんだで子供な夢主とそれに優しく応える山崎が好きです。これからも楽しみにしてます！ (2021年4月3日 17時) (レス) id: 5b2ad52f60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘みかん味 | 作成日時：2021年4月3日 14時
