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ロンドンの街を父が運転する車で抜けてその先の
古くて今にも壊れそうな柵がポートキーとなっている。
父は私に慣れたように目で合図を送りそれと同時に2人柵に触れた。
柵の木材を中心に父と私は放りだされそうになりながらも捕まりいつの間にか我が家の前であった。
「私はいつまで経ってもアレには慣れない。」
父はポートキーに対する小言をブツブツと言いながら
扉の門を開けた。
その軋む音にキッチンの窓から母が顔を出し笑顔で私の名前を呼ぶ。
「おかえり、A、冬のホグワーツはどうだった？」
『ただいま。ママ！
素敵だったわ。パーティーもママのお陰で楽しめた！』
「そう、！！ また聞かせてね、」
父はコートを壁にかけた後、テーブルに広がっている闇払いの資料等を手際よくかき集め自室へ持って行った。
私も自分の荷物を自室へ運び入れ制服から着替えて母の待つダイニングへ急いだ。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
夕飯はシチューだった。
外は雪が降るほど冷えていたので、私たちの体を温めるには丁度いい料理だ。
私は2、3回スプーンに乗ったシチューに息を吹き冷ますと口の中に入れる。
思いのほか熱くて火傷しそうにはなっているのを父が見て静かな微笑を浮かべていた。
「パーティーは誰と過ごした？」
年頃の娘のパーティーの過ごし方はやはり気になるのだろうか。父は目を合わさずとも私にそんな言葉を投げかけた。
『いつものメンバーよ、オリヴィアとガブリエラ。』
「あら、ホントに？
男の子とは行かなかったの？」
その瞬間、私には特定の人物が脳内に映し出され本能的な反射というものなのかボッと顔に火がついたように真っ赤になった。
「いいパーティーだったのね、笑」
母はニコリと笑っていたが、父は酷く不機嫌になり気まずい雰囲気になってしまう。
「その、なんだ。一緒に踊ったのか？」
『…いいえ、隣で長いことお話して、、…それだけよ。』
「そうか、」
「こんな事を聞くのもなんだが、彼の、名は？」
父は恐る恐るというようにリーマスの名前を聞こうとする
リーマスはそんなに恐れる人物ではない。
胸を張って父に言ってやりたかったが、この場面ではよしておく方がいい。
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しゃぼん(プロフ) - さやさん» ありがとうございます!!これからも不定期な更新ですが頑張らせていただきます…!! (7月10日 20時) (
レス) @page41 id: 32e675c1ab (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - ちょーーー素敵な物語で一気見してしまいました🥺次回更新も陰ながら楽しみにしてます！ (6月20日 10時) (レス) @page1 id: aecf5d2965 (このIDを非表示/違反報告)
しゃぼん(プロフ) - Aliceさん» 了解です🫡またこの作品とはガラリと変わった雰囲気で届けれたらと思ってます!!更新頻度は遅くなりますが引き続きよろしくお願いします (2023年4月16日 21時) (レス) @page33 id: 32e675c1ab (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 新シリーズですがやはりハリポタが私個人としては嬉しいです！😍 そして夢主ちゃんがリーマスへの愛を自覚してくれてこれから先が楽しみです！🤭 (2023年4月1日 19時) (レス) @page33 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
しゃぼん(プロフ) - Aliceさん» 分かります、書いてて思ってます😌 (2023年3月20日 23時) (レス) id: 32e675c1ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃぼん | 作成日時：2023年2月23日 23時
