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from リーマス･ルーピン
手紙の最後に書いて一輪のミモザの花を包んだ。
母さんの温室からミモザをバレないよう頂戴したが、
母さんはきっとその事について知っているだろう。
ミモザの花言葉も、意味も、誰に伝えるべきなのかも。
『これを頼むね。すこし重いけど』
グレーの毛が混じった梟に頼むとジッと僕の目を見つめて何かを悟ったかのように飛んで行った。
彼女に届けばいい。そう思う。
僕が言い出せなくても、この想いが届いて彼女が理解できたらどんなに楽になるのか、
片付けの魔法や、自分を護る魔法よりもどうしてそんな魔法を造らなかったんだ。
そう思ってしまう。
角砂糖をドバっと入れた甘いカフェオレは僕の全身からこぼれ出しそうな彼女への想いと同じ味だった。
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『母さん！！手紙は？』
「いいえ、何も。父さん宛しかないわ。」
あれから彼女からの返事はない。
もう嫌になってしまったのだろうか、
それとも、ミモザなんて安っぽいと思ってしまったのか
『そう、』
僕が人狼という汚い獣だと知られたからだろうか。
『また、満月だよ。僕は戦わなくちゃならないんだ。
分かってくれ、A。』
僕の目に映るのは
彼女の笑顔なんかではなく、白昼に浮かぶ白い今にも満ちそうな満月だった。
空の青さとの中に丸い白が浮かぶ事で滑稽に見えたが、その滑稽さが自分を苦しめる。
もはや、皮肉でしかないのだ。
空から目を逸らし、胸に鼻がついてしまうぐらい首を擡げて僕は家へ入っていった。
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しゃぼん(プロフ) - さやさん» ありがとうございます!!これからも不定期な更新ですが頑張らせていただきます…!! (7月10日 20時) (
レス) @page41 id: 32e675c1ab (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - ちょーーー素敵な物語で一気見してしまいました🥺次回更新も陰ながら楽しみにしてます！ (6月20日 10時) (レス) @page1 id: aecf5d2965 (このIDを非表示/違反報告)
しゃぼん(プロフ) - Aliceさん» 了解です🫡またこの作品とはガラリと変わった雰囲気で届けれたらと思ってます!!更新頻度は遅くなりますが引き続きよろしくお願いします (2023年4月16日 21時) (レス) @page33 id: 32e675c1ab (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 新シリーズですがやはりハリポタが私個人としては嬉しいです！😍 そして夢主ちゃんがリーマスへの愛を自覚してくれてこれから先が楽しみです！🤭 (2023年4月1日 19時) (レス) @page33 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
しゃぼん(プロフ) - Aliceさん» 分かります、書いてて思ってます😌 (2023年3月20日 23時) (レス) id: 32e675c1ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃぼん | 作成日時：2023年2月23日 23時
