159話 ページ14
時は流れ
六月最終週──────･･････
期末テストまで残すところ一週間を切っていた。
「全く勉強してねーー！！」
上鳴が顔面蒼白で、冷や汗も流しながら叫んだ。
「体育祭やら職場体験やらで全く勉強してねー！！」
あああああ、と頭を抱える上鳴(成績21/21位)と、逆にあっはっはっは、と笑いまくっている芦戸(20/21位)。
「確かに」
彼らの様子を見て、常闇(15/21位)も焦りを感じ始める。
「中間はまー、入学したてで範囲狭いし特に苦労なかったんだけどな……」
砂藤(13/21位)の言葉に、甲田(12/21位)が激しく頷く。
そんな二人の言葉に耳を傾ける男がいた。
「行事が重なったのもあるけど、やっぱ、期末は中間と違って……」
「演習試験があるのが辛えとこだよな」
峰田(9/21位)が、砂藤と甲田に背を向けてドヤ顔で言った。
「あんたは同族だと思ってた！」
「お前みたいな奴はバカではじめて愛嬌出るんだろうが…！ どこに需要あんだよ…！！」
「“世界”かな」
「アシドさん、上鳴くん！ が……頑張ろうよ！ やっぱ全員で林間合宿行きたいもん！ ね！」
4/21位
「うむ！」
2/21位
「普通に授業受けてりゃ赤点は出ねえだろ」
6/21位
「言葉には気をつけろ！！」
上鳴が心臓の部分を強く掴んで激しく嘆いた。特に轟の言葉が、上鳴's ハートにぶっ刺さったらしい。
「中には授業中爆睡してても高得点とる奴いるしなあ！！！」
『あ？』
荒ぶる上鳴に、A(5/21位)が冷静に「仮眠だアレは」と諭す。
上鳴は「知らねえよそんなの！！！」とマジギレした。
「お二人とも。座学なら私、お力添え出来るかもしれません」
「ヤオモモーー！！！」
遠慮がちに言った八百万(1/21位)。
その後「演習の方はからっきしでしょうけど……」とフッと笑った。
「お二人じゃないけど……ウチもいいかな？ 2次関数ちょっと応用つまずいちゃってて……」
「わりィ俺も！ 八百万古文わかる？」
「おれも」
自分のまわりに集まってきた耳郎(8/21位)、瀬呂(18/21位)、尾白(9/21位)を見て「え、え」と慌てる八百万。
「良いデストモ！！」
嬉しそうに答えた八百万に、瀬呂がわーいとガッツポーズをした。
「この人徳の差よ」
その様子を見ていた切島(16/21位)が爆豪(3/21位)に言う。
爆豪は既に般若のような顔をしていた。
「俺もあるわ。てめェ教え殺したろか」
「おお！ 頼む！」
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夢花(プロフ) - きみさん» そうなんですか…！はい！頑張って読んでいきます!!! (2021年6月26日 11時) (
レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
きみ(プロフ) - 夢花さん» おおっ！一気読み…！ありがとうございます！面白すぎてだなんて……照れますねぇ照れますねぇ…… あっ、恋愛の方はオチが決まってないのでグダグダですけど、良ければ楽しんで下さい！コメントありがとうございました！ (2021年6月26日 10時) (レス) id: 3b2db9dbf2 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - あぁなんか…波乱の予感がする…恋愛の方で…あっ、どうも。面白すぎてここ迄一気読みしました!!! (2021年6月25日 16時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
りーたん☆ - しのぶ、ねじれちゃん推しなんですね！私はむいくん推し(≧∀≦)もう、かわいっくて、かっこよくて‥‥くふふふ←もう、心臓持ちません！もう、もう、心臓があああ（彼女は今、興奮状態です。繰り返します。彼女は今、興奮状態です。） (2020年9月28日 18時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
りーたん☆ - 無惨キターここから、鬼殺隊のみんなに会うのかな？ (2020年9月28日 18時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二見 | 作成日時：2020年9月17日 7時
