160話 ページ15
「演習試験なにすんだろうな？」
鋭児郎がカツ丼をかきこんでから聞いてくる。
「相澤先生は一学期でやったことの総合的な内容とか言ってたよな」
『そんなん当たり前だろ。……つーか何やったけ』
「お前ほんとッ！！ なんで成績いいんだよッ！！！」
上鳴はまだ引き摺っているらしい。
八百万に教えてもらえんだからいいだろ、別にもう。
「戦闘訓練、救助活動、基礎トレだわ」
『……じゃあまあなんとかなるだろ！』
意外にも勝己が答えてくれた。
「そういやおまえどうやって勉強してんだ？」
授業中ほぼ寝てんのに、と鋭児郎が不思議そうに聞いてきた。上鳴と瀬呂もこのネタには食いつく。
『教科書読みながらお兄ちゃんのノートを写す』
「うわ、緑谷…！ その手があったか……」
「こいつ中学んときからずっとそうだ」
余計なこと言うな勝己。
＊
「んだよロボならラクチンだぜ！！」
やったあ、と安心しきった様子の上鳴と芦戸。
「お前らは対人だと�犖沈��瓩猟汗安臺僂修Δ世�らな……」
「ああ！ ロボならぶっぱで楽勝だ！！」
「あとは勉強教えてもらって」
「これで林間合宿バッチリだ！！」
教室に戻ってくると、お兄ちゃんが拳藤から聞いたという演習試験の内容を教えてくれた。そして今の状況だ。
ちなみに拳藤は、先輩から聞いたらしい。
「人でもロボでもぶっとばすのは同じだろ。何がラクチンだアホが」
勝己がドアまで歩きながら言う。
「アホとは何だアホとは！！」
「うるせえな。調整なんか勝手に出来るもんだろアホだろ！」
────────なあ！？ デク！
「�犖沈��瓩了箸な�……ちょっとわかってきたか知らねえけどよ。てめェはつくづく俺の神経逆なでするな」
「あれか…！ 前のデクくん、爆豪くんみたいな動きになってた」
麗日の言葉に「あー確かに…！」と納得する。
「体育祭みてえなハンパな結果はいらねえ…！ 次の期末なら個人成績で否が応でも優劣つく…！ 完膚なきまでに差ァつけて、てめェぶち殺してやる！ 轟ィ…！！ A…！！ てめェらもなァ！！」
勢いよくドアを開け、そのまま帰って行った。
「……久々にガチなバクゴーだ」
「焦燥…？ あるいは憎悪……」
なーんか嫌な空気が流れる。
別に自分の気持ちに素直なのはいいけど。ご勝手にって感じで。
最初から上からくんなよなァ〜。
「(爆豪……思った以上にこじれてんな)」
バインダーを持った相澤が、廊下を歩いていく爆豪を見つめていた。
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夢花(プロフ) - きみさん» そうなんですか…！はい！頑張って読んでいきます!!! (2021年6月26日 11時) (
レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
きみ(プロフ) - 夢花さん» おおっ！一気読み…！ありがとうございます！面白すぎてだなんて……照れますねぇ照れますねぇ…… あっ、恋愛の方はオチが決まってないのでグダグダですけど、良ければ楽しんで下さい！コメントありがとうございました！ (2021年6月26日 10時) (レス) id: 3b2db9dbf2 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - あぁなんか…波乱の予感がする…恋愛の方で…あっ、どうも。面白すぎてここ迄一気読みしました!!! (2021年6月25日 16時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
りーたん☆ - しのぶ、ねじれちゃん推しなんですね！私はむいくん推し(≧∀≦)もう、かわいっくて、かっこよくて‥‥くふふふ←もう、心臓持ちません！もう、もう、心臓があああ（彼女は今、興奮状態です。繰り返します。彼女は今、興奮状態です。） (2020年9月28日 18時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
りーたん☆ - 無惨キターここから、鬼殺隊のみんなに会うのかな？ (2020年9月28日 18時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二見 | 作成日時：2020年9月17日 7時
