事の始まり ページ1
うわぁー
遅刻遅刻
いかにも少女漫画感満載で走ってるのは
突っ込まないでね
「ここを曲がれば…
っうわぁー」
「しっ！静かにしろ」
いきなり、真面目そうな男の人に
壁ドンっぽいのされてしまいました
「あ、あの」
「あぁ？」
言わなきゃ
「あの、離してください」
「そうだったな
後ろには気をつけろよー」
なんだったんだろ
「ねぇー
Aこのバック可愛い？」
「可愛いよ、とっても似合ってる」
「やったー
Aに褒められたぁー」
なぜか私は女にモテる
顔立ちかな？
それとも性格とか
「おい！！柏崎A
邪魔だ」
「あ、あぁ
ごめん」
側から見るとあっちが喧嘩売ってるように見えるけど、こっちが悪いから仕方ない
授業受けたくないなぁー
「学校おーわった」
「うるせぇよ」
「そっちがうるさいわよ
山田」
「はぁ？」
「女と付き合いのない童貞のくせして
弟に先越されても知んないわよー」
「今関係ねぇだろ
この男女」
「あぁ？よくもそんなことが言えるわねぇ」
「言えるだろ、女っ気の一つもねぇーじゃねぇか」
「このー！！いいわ
どうなっても知らないわよ」
「脅し文句だな
この前だってどうもならなかったじゃねぇか」
「ビビって兄弟に連絡したのはどこのどいつよ？」
「俺だなぁ、でもなぁ
そんときはそん時だ」
「はぁ？」
「なにしてんの？低脳？」
「あ、三郎じゃーん」
「Aさん
お久しぶりです」
「三郎は偉いねぇ」
「いえいえ」
「こんな弟欲しいなぁ」
「僕もこんな姉欲しいです」
「じゃあ、二郎交換して」
「ダメに決まってんだろ？」
「っあ、もうこんな時間
バイバイ」
「おぉ」
「また、話しましょうね？」
「うん」
急がないと、今日は大事な日なのに
「ただいま」
「遅かったな、A
どこ言ってたんだ？」
「パパ、友達のとこだよ」
「それは男か？」
「そうだけど」
「よかった」
なにがよかったんだろう
このクソ親め
「今から紹介したい人達がいるんだ
おいで」
どうせろくなやつじゃないしなぁ
どうせなら二郎達と話してたかったなぁ
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作者名：嘘愛 | 作成日時：2019年4月23日 19時
