【ヒプノシスマイク】 白膠木簓の妹は兄と一緒に暮らします！２

続き ページ26

夢主 side

左「んで、今日は一郎ん家に泊まっていくんだな？」

　『はい。簓が帰ってくる感じがないんで』

左「お前ら、泊り会だからって夜更かしすんなよ」

左馬刻さんは少し揶揄うような声でそう言った。

一「いやいや、餓鬼じゃないんですから、そんな」

左「ふはっ、俺にとってはお前ら２人とも餓鬼だ」

　『小さな子供やないですよーだ』

電話で相手に顔が見えないことをいいことに

べーっと生意気な顔をしてみる。

そばのイチくんが なんだその顔、とツボったように笑った

この調子で暫く話が脱線してしまったが、

しばらくうちも笑って

良いタイミングで改めて話を戻す。

『そんで、左馬刻さんに簓からの連絡ってないですか？』

左「ねぇな」

ないか…

もう思い当たる人がいない

ほんま、簓どこほっつき歩いてんよ

黙ってしまったうちに代わって、イチくんが左馬刻さんに質問した

一「だったら、心当たりがある場所とかはどうですか？簓さんの行きそうな場所とか」

左「さぁな。俺は知らねぇ」

　『そうですか…』

結局分からず気持ちがずんと落ち込む

うちの様子を察した左馬刻さんがまた話しを続ける

左「心配しなくてもそのうち帰ってくんだろ」

　『そう、ですかね…』

左「おう。何なら、明日の打ち合わせにお前も来いよ」

　『打ち合わせ？』

うちが聞き返すと、横にいるイチくんが答えた

一「空寂ポッセとのバトルの打ち合わせだ。明後日はバトルだからな」

左「あいつ提案の事だし、ケロッと現れたら明日怒ってやれや」

　『じゃあ、うちも行きます！簓のやつ明日しばいたる』

左「程々にな。んじゃ、明日な」

　『はい、おやすみなさい』

一「左馬刻さん、また明日」

そうして左馬刻さんとの電話は終わった。

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