【ヒプノシスマイク】兄妹だってイイじゃない (ページ39)

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２９、第二の事件？ページ39

夢主 side

私は、すぐに夢野幻太郎に電話をかける

　『夢野さん、帝統の居場所がわかりました』

幻「本当ですか！」

電話の向こうからは、少し安堵した夢野幻太郎の声が聞こえてきた

幻「帝統は今どこに…？」

　『はい、帝統は今…』

私は、帝統が３日前に違法な賭場に入ったこと

そして、３日間、その賭場から出てきていないことを話した

　『もしかしたら、帝統は今、その言葉にかんきんされているのかもしれません』

幻「確かに、３日間は異常ですね。すぐに助けに行かなくてはﾂ…それではしつれいｓ」

　『待ってください』

幻「はえ？」

夢野幻太郎の話にかぶせ気味に私が話すと、彼は素っ頓狂な声を出した

幻「どうなさいました？」

　『…私も一緒に帝統を助けに行きます』

幻「はあ…」

　『行ってもいいですか？』

幻「ダメです」

　『…何でですか』

帝統は、理鶯のとこで知り合った友達

私はただ、友達を助けたいと思っただけなのに…

　『行きます』

幻「いいえ、ダメです」

　『ﾂ…行きます！』

幻「ダメです！」

このまま言い合いしていても埒が明かない

どうすれば彼を説得できるのだろうか

幻「もし、帝統をかんきんしているのがとんでもない悪人で、襲い掛かってきたら、あなたはどうするんですか」

　『…なぎ倒します』

幻「は？」

　『私、警察官の資格持っているんで』

幻「ああ、そうですか…」

ふん、私はか弱い女の子じゃないんでね

幻「では、もしその悪人がヒプノシスマイクを持っていたらどうするんですか」

ヒプノシスマイクか…

ん、楽勝

　『勿論私だって対抗しｔ…』

私は途中で話すのをためて耳を澄ました

幻「どうなさいましたか」

　『ん、静かに…』

さっきから声や大きな物音が聞こえる

ここではなく、電話の向こうから

つまり、夢野幻太郎の家から

　『さっきから声が聞こえませんか？あと、何かをたたく音…。夢野さんのところにどなたかいらっしゃるんですか？』

幻「私のところには誰もしませんよ？」

　『え…でも』

そう私が言った瞬間、電話の向こうでは

ドンドンﾂ…ガタンﾂ…

？「…い！あ…ろ……だ…！」

大きなものとと、誰かの怒鳴り声が聞こえてきたのだった