【ヒプノシスマイク】兄妹だってイイじゃない

２４、手料理 ページ25

夢主 side

　『さっぱりした…』

シャワーを浴び終わった後、私はリビングに戻った

ガチャ

　『兄さん、シャワーありがとう』

リビングのドアを開けて兄さんにお礼を言う

銃「ああ、A。席に就け、昼飯だ」

テーブルの上には、兄さんが作ったであろう

昼ごはんが置いてある

　『分かった』

私は、言われた通り席に就く

兄さんも私の向かいに座ったところで

合掌をして、昼ご飯を食べ始める

夢 銃【いただきます】

兄さんが作ってくれたのは、オムライスだ

　『美味しい...』

銃「そうか、良かった」

私が感想を述べると、兄さんは口角を上げた

兄さんの料理は何でもおいしい

そういえば、私が自立する前

よく、オムライスを作ってくれたな…

一人暮らしを始めて、自分でオムライスを作ってみても

兄さんの作るものと何かが違うのだ

やっぱり、兄さんが作ったほうが

何倍もおいしい

私は、そう思いながら

オムライスを食べた








　『洗い物、終わったよ』

昼ご飯を食べ終わって、皿洗いを済ませた私は

ソファに座っている兄さんに話しかけた

銃「ああ、ありがとな」

兄さんは、自分の隣をポンポンと

手で軽くたたいて続けた

銃「……ここ、座れよ」

　『…ッ！』

不意に、その姿にドキってしてしまった

そのまま突っ立ている私を不審に思ったのか

兄さんが、私の顔を覗き込んだ

銃「どうした」

いきなり目の前に、兄さんの顔がある

おまけに結構近い…

　『な、何でもない。座るよ』

私は、真っ赤な顔を見られないように

俯きながら兄さんの隣に座ったのだった

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