１４ ページ23
夢主 side
中ではこんな会話が繰り広げられていた
中「うちの会社から借りた金の回収に来た。早く返せ」
園「…何のことかな」
高「しらばっくれるんじゃねぇ！さっさと返せ」
園「それは無理だよ。へへ、金は全部女に貢いだ」
中「てめぇ、俺があんだけ渡した金はどうしたんだよ」
園「もちろん、全部使ったさ。人身売買で稼いだ金も、全部ね」
中「てめぇ、何言ってやがんだ」
園「人を、ここの子供を売ったんだよ。あ、そうそう、君のお兄ちゃんも売ったよ。あれは２００万ぽっちでしか売れなかったけど」
中「兄さんを…！てめぇ！」
そして、中学生の子は安東保に馬乗りになって
顔を何度も、何度も、殴っていた
俺は隣でその様子を見ている入間さんのほうをむいて
口パクでこう伝えた
『止めないとヤバいって』
入間さんはうなずいて、録音機を切った
そして、勢いよくドアを開けて中に入った
俺も続いて中に入る
そこにいた３人は一斉に俺たちに視線を向けた
銃「警察です」
そう言って、入間さんは警察手帳を見せた
ワンテンポ遅れてしまいながらも、
入間さんを真似して俺も偽警察手帳を見せる
園「た、助けてくれ！こいつらを捕まえてくれ！」
園長が必死に叫んだ
『残念、捕まるのは貴方だよ。安東保サン』
俺は園長のもとに近づいて、そう言った
銃「貴方たち未成年は早くこの場を去りなさい。今なら見逃してあげますから」
入間さんがそう言うと、学生２人は部屋から去っていった
銃「安東保。人身売買の容疑で逮捕します」
入間さんは手錠を取り出し、安東保の手にカチャっとつける
？「園長先生！」
？「行かないで！」
奥から、２人の子供が駆け寄ってきた
その子供をよく見ると、この前
裏路地で会ったオッドアイ兄弟の小学生２人だった
俺は２人の手をつかんで抑えた
銃「先に行ってるからな」
『うん。分かった』
入間さんは安東保を連れて、部屋を出て行った
小(兄)「放せ！」
小(弟)「園長先生が！」
２人は俺の手を振りほどこうと暴れたが
しばらくたって、おとなしくなった
もうそろそろいいかな？
俺は手を放して、２人に背を向けて歩いていく
すると、２人が後ろから声をかけてきた
小(兄)「なんで、なんで園長先生を…！」
小(弟)「悪いのはあいつじゃないですか！」
このまま無視してもよかったけど、
俺は足を止めて、振り向いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 199人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あまね(プロフ) - スノーさん» 大変遅くなってしまいました、レス失礼します。コメントありがとうございます！遅いマイペース投稿となってしまいますが、続きを書いていく予定です。もしそれでも楽しみにして頂けるのなら幸いですありがとうございます (2022年3月22日 1時) (
レス) id: 8697181138 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - ののさん» 大変遅くなってしまいました、レス失礼します。コメントありがとうございます！！イケメンですよね…メーカーさんのイラストが素敵すぎました (2022年3月22日 1時) (レス) id: 8697181138 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 琉流さん» 大変遅くなってしまいましたがレス失礼します。コメントありがとうございます！！そのお言葉嬉しいです。とても励みになります (2022年3月22日 1時) (レス) id: 8697181138 (このIDを非表示/違反報告)
スノー - 続き書いて欲しいです! (2022年1月6日 9時) (レス) @page26 id: bd2111907e (このIDを非表示/違反報告)
のの - イメ画イケメン過ぎた。しぬ。 (2021年12月17日 17時) (レス) @page4 id: 591b1997c3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あまね | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/easye1/
作成日時：2021年2月6日 20時
