【ヒプノシスマイク】山田家の元長男君

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夢主 side

あれから暫くして車が止まった

俺と入間さんは車から出て、

児童養護施設の建物を見ている

銃「A、気を引き締めろよ。奴が暴れたら、取り押さえろ」

　『りょうかーい』

そして、俺たちは建物の玄関へ行き

インターホンを鳴らす

すると、中から小学校低学年くらいの小さな女の子が出てきた

銃「警察です。安東保はいますか？」

女の子は、怖気ずいてしまって

声を出せずにいる。それもそうだ

だって、銃兎の顔怖いし

銃「あの…」

銃兎は女の子と話そうと試みたが、諦めてしまい

俺の後ろに下がった

銃「頼んだ。お前得意だろ？ガキの相手」

　『うん、まあ。わかった』

そして、俺は前に出て女の子の前にしゃがんだ

　『こんにちは。急に来ちゃって驚いたよね。ごめんね』

女の子は、目に涙をためて俺を見ている

　『俺たちはね、園長先生とお話をしに来たんだ。園長先生はいるかな？』

俺が笑顔でゆっくり話すと

女の子は、恐る恐る口を開いた

女「園長…先生は、今…いじめられている。怖いよ…」

いじめられている

どんな状況だろうか

　『園長先生のところに案内してくれるかな？』

女の子はコクンとうなずいて、奥へ歩いていった

俺たちは後をついてく

すると、女の子はとあるドアの前で止まった

そのドアの中からは怒鳴り声が聞こえてくる

　『よく頑張ったね。ここまで案内してくれてありがとう。もう行っていいよ』

そう言いながら、女の子の頭を撫でる

そして、女の子は走って別の部屋に入っていった

俺と入間さんは、少し開いているドアから中の様子を見てみる

中では黒髪でオッドアイで、中学生服を着た少年と

この前路地裏で会った高校生が

安東保に詰め寄っていた

姿を確認すると入間さんは、録音機をセットした

後で何かの証拠になるかもしれないからかな

そして俺たちは静かに

中の会話に耳を傾けたのだった

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