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#42 ページ43
教室に入る。人の目、視線。どこからか聞こえてくる笑い声は私へ向けられたものではないかと錯覚してしまう。
帰りたい、ここに居たくない。なんなくだけれど、強くそう感じた。鼓膜に響く雑音、雑踏、雑多。とても居られるものではない。周りを気にしすぎて、頭がどうにかなりそうだ。
鉛筆を持っても吐き気がする。嫌だ。手が震える。
この世の中に私を必要としてくれる人はいない、要らない人間だ。なのに、私は前向きに、へらへらと生きてきた。それが嫌だった。心の何処かで私は特別な人なんだって、勘違いしていた。事実を知らないまま生きてきた。
気持ち悪い
いてもたってもいられず、教室を出た。もう、駄目だ。
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なつめみく - 三月結婚しよう。 (9月28日 17時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2018年11月30日 18時