溺愛カノジョ【灰谷兄弟】 (ページ3)

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2 人と学校ページ3

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私を真ん中にして右にらんちゃん、左にりんちゃんが並んで歩くいつものルーティーン

学校に着くなりたくさんの人からの色んな視線を感じる

今日が始業式というのもあり、新1年生からの視線が特に凄い

好奇や羨望、嫉妬、憧憬など

そんなたくさんの目を向けられて、やっぱりあまり良い気持ちはしない

そんな私に気がついたのか、2人は周りにいる人達を物凄い形相で睨んで威嚇しだした

『2人とも、睨まないの』

「見てくる方が悪ぃ」

「華を見るなクソが」

『口が圧倒的に悪い』

私達を見ている周りの人に今にも殴りかかりそうになる2人を何とか宥めながらクラスが貼り出されている所へと向かう

確認すると、3人とも同じクラスだった

よかった、と一安心していると2人に頭を撫でられた

後ろの方できゃーー、と黄色い歓声が上がっているのが聞こえた

ははは、いいだろ！2人は私のものだ

なんてドヤ顔をかましていたら2人は顔をでろっでろに緩ませて嬉しそうに笑っていた

すっっごいダラしない顔

でもそれでもやっぱりカッコイイ

それから式は適当に受けて、教室での担任の挨拶も適当に聞いてたら眠たくなった

こくん、と頭が揺れる

それを横で微笑みながら見ていたらんちゃんが机を勝手にくっ付けて私に近付き、肩を貸してくれた

更にそれを見たりんちゃんも机を勝手にくっ付けて近付いて来た

先生は諦めていた

ちなみに席がなんで2人と隣かは察してね

(先生脅して後ろの列で好き勝手やってた)