ブルームーンストーン4

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『あ…。ナオトさん、まさかここで、しちゃう？俺のモノ宣言。』









『ぷっ、まさか。ウチの大事なデザイナー様♪♪』









こうゆう所に…ナオトさんの気遣いを感じる。









ナオトさんは、誰の前でもそう。









“俺の彼女” そう言ってくれて構わないのに…絶対に言わない









それは多分、私を気遣っての事。

付き合い始めて、デートもして、週の半分はナオトさんの家にいる









だけど、ナオトさんは…あの日以来

パワーチャージなんて、言って抱きしめるだけで…それ以上は…何もしてこない。









パワーチャージって、言うけど、ナオトさんがチャージしてるんじゃなくて、私の傷を癒すみたいな…









私を元気にしてくれているような

優しさに溢れた 抱きしめ方…。









私は…もっと









ナオトさんを好きになりたい。









だからいつだって

その覚悟はできているのに…









『Aはただ、隣で笑ってくれてるだけでいい。』









「そんなの、彼女って…いわなぃ」









『そう？恋人にも 色んな形があって、いいと思うけど。』









「…ナオトさんは…それでいいの？」









『うん。いいよ。あ！あと、時々、俺の為に、上手い飯を作ってくれたら、それでいんだ。』









「……ぅん。」









『この先…もし、そうなる時はAが、心底俺に惚れた時だな。』









「…ナオトさん…」









『あ、今、それなら 一生ないとか、思ったろっ！！』









「ぷっ、1人コントですか？そんな事 ないですよ。大好きです。」









『くっそー。可愛いな。襲いたくなるから、やめて。』









こんな風に言うから…

ナオトさんの家に泊まっても、結局添い寝するだけ。









私が、玲於くんに言った言葉に、ウソはない。









臣とは違うけれど、本当に大好き









だけど

その優しさに甘える私は









やっぱり…ズルい。

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