☆14 Takanori side ページ40
欲しかったその一言は…想像以上に、嬉しくて…湧き上がる愛しさを押さえられず、思いきり彼女を抱きしめた…
触れたくて、しょうがなかった。その感情まま…唇に触れようとしたら…腕の中の彼女が、小さく抵抗する
『こんな場所で、駄目だってば…』
顔を背けたAの顎を捕えて…強引に唇を寄せると、Aが唇が重なる寸前に言った。
『ここ…外だよ？わかってる？』
「…わかってるけど、なに？」
『だか…っ、んｯ…』
言い返そうと、唇を開いた彼女の隙をついて、歯列を割って…舌を絡めとる
やっと想いが通じたのに…我慢しろってムリだろ。最初から、深いキスを浴びせる俺の腕を、必死に叩くA
そんな姿すら可愛いけど、この際、それも無視しよう。
強引に…翻弄させ…抵抗する気力なんか失わせてしまおう…
Aが観念して、体を力を抜いて…キスに応えた後で…俺は名残惜しいが、ゆっくり…唇を離した…
「俺とのキス…何度目か…わかる？」
『……2度め…でしょ。』
「ぶー。残念でした。答えは…3回め」
『…えっ！？ちょっと、誰かと…間違えてたり…』
「…間違えるわけないだろっ！俺が、Aの事、どんだけ好きか、まだわかんないのかよ。」
『だ、だって、お台場の公園に行った日が、最初…でしょ？』
「…そう。でも…あの日、車で寝てたAに…俺、キスしたんだよね。」
『…は？//ウソっ…寝込み襲うなんて』
「…サイテーだよな。嫌いに…なった？」
『…嫌いになんか…なれるわけないでしょ…。』
「Aの笑顔、絶対、守って見せるから。俺を信じて、これからは、彼女として、俺の隣に居てくださいっ！」
俺の言葉に、ホロっと大粒の涙を流し…笑顔で…
『…っ。ありがとう。私こそ…あなたの隣にいさせてください。』
「もう…限界。今すぐ、抱きたいから、早く帰ろ。」
『…お手柔らかに…お願いね…』
「その約束はできないな。俺に…そんな余裕がないから、ごめんね」
…………
「…ねぇもう一回、足触っていい？」
ビシッ 「…った。」
『いいわけないでしょ。危ないから、運転に集中してっ！』
「そんな綺麗な足出されたら…集中出来ない。」
『……恥ずかしくて死にそうだから…やめて』
「…じゃあもう一回、好きって言って。」
『…さっき言ったから言わない』
「えー。なら、足触る。」
『ダメっ！！もぅ…っ、
好き、剛典。…大好きよ。』
怪盗 岩田剛典 fin
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ひろみ(プロフ) - みゆさん» 喜んでいただけて何よりです✨時間ある時、読んで下さい🥰 (2022年10月24日 16時) (
レス) id: 1c046313db (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - short story大好きです！！パスワード解除ありがとうございます！！！またキュンキュンさせていただけて嬉しいです😊 (2022年10月24日 14時) (レス) @page49 id: 8bff029943 (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - Ks411113さん» ありがとーございます‼️ショートはあまり得意じゃないけど、また書く事もあるかもしれません😊臣ちゃんですね♪了解です✨ (2022年10月22日 22時) (レス) id: 1c046313db (このIDを非表示/違反報告)
Ks411113(プロフ) - shortstory大好きです！新作あったら嬉しいです！特に臣ちゃん希望です。Pale blueは何度読んでも涙だが出ます。 (2022年10月21日 23時) (レス) id: 009c65d6a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひろみ
| 作成日時：2021年6月26日 12時
