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prologue ページ1

「太宰さん、最近ぼーっとしてませんか?」
新入社員、中島敦が話しかける。
「嗚呼、そうかもしれないね…」
太宰治はそう言って哀しそうな笑みを浮かべた。
「何かあったんですか?」
「聞きたいのかい?」
敦はこくりと頷く。
「そうかい…」
太宰は何処かを見つめながら話し始めた。

________そう。其れは4年も前…

1話→



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作者名:アリス | 作成日時:2020年10月20日 17時

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