寮生活!?スクールラブライフ//

ー北山 sideー ページ42

北山「お前だろ？嫌がらせしたの。」



「ふふ。よくわかったね。」



北山「何がしたいんだよ、あげは。」





こいつしかいないと勘づいた。戸田あげは。



実は…...



俺の元カノでもある。





あの時あげはは中３で、俺は高校1年だった。




すぐ別れたけど、同じ学校に入学してきて、俺はその時ちょうど1年ダブったから、同級生になってしまった。





俺と別れてからすぐ、男をとっかえひっかえしたり、風俗の仕事まで始めてたらしい。





その事を知ってたけど、別れてから、話した事もなかった。



藤ヶ谷とあいつが知り合うまで。






あげは「久しぶり。ひろ......。」



北山「お前、藤ヶ谷の事狙ってんのかよ。」





あげは「あたしね、ひろと別れて、ずっと情緒不安定で、もうどうでもいいやーって...。でもその時、藤ヶ谷君と出会ったの。」





何が言いたいのかわからない。俺はそんなこと正直どうでもよかった。





北山「何が言いたいんだよ。」






あげは「ひろと別れてから、色んな男と付き合ったけど、本気で好きになれなくて...。藤ヶ谷君と出会って、やっとちゃんと好きになれた。なのに......、Aちゃんが現れたから。」





藤ヶ谷は、俺があげはと付き合ってたことも知っている。でも、俺に何も言ってこない。




あいつは、王子様みたいにいいやつだ。





北山「こんなことして、藤ヶ谷が振り向くと思うのか？」




あいつもきっとAの事は気に入ってる。だから、きっとあげはがこんな事してると知ったら、さすがの藤ヶ谷でも怒るだろう。





あげは「振り向かせる。私、どうしても藤ヶ谷君と恋人同士になりたいもん。」





馬鹿馬鹿しい。




北山「藤ヶ谷には言わないでやるから謝れよ。Aに」



あげは「嫌よ。ほっといて。」


ふーん。藤ヶ谷に言ってやる。

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