ー北山sideー ページ31
『辛かったんですね…。でも、北山先輩は間違ってます。見返しましょうよ、お母さんを。母親みたいに生きるんじゃなくて、親とは違う生き方がありますよ、ちゃんと。』
北山「俺もそう考えた、けど……。もう無理だな、」
『無理じゃない。私も今少しずつ変わっていってます。人生変えましょ?一緒に。』
きっとこいつも訳ありって事はわかる。
てか、なんで俺こいつにこんな話してるんだ。安心っていうか。
ちゃんと答えもしっかりしてる。
北山「変われるかな。」
『変えるんですよ。自分で。』
なんだよこいつ。
始めはこいつも周りのヤツらと同じだと思ってた。
茶髪で少しカールがかかってて、派手じゃないけどメイクもしてる。
普通にギャルっぽいのに、俺が近づいただけで嫌な顔して。
あんなにからかったのに、こうやって真剣に話聞いてくれる。
『さっきの電話もお母さんですか?』
北山「あぁ、お金振り込めだとよ。どうせまた男にでも貢いだんだろう。」
『そっか……。』
北山「はは(笑)なんか元気出たわ……。ありがとな。」
なんか少しスッキリした。お金の話は自分でなんとかしよ。
北山「てか!なんでお前が泣いてんだよ!(笑)」
さっきから、下向いて、鼻をすすってる。馬鹿かこいつ(笑)
『だっでぇぇ。北山先輩の事なんか、嫌いだったのに、今は普通に喋れてる自分がいるし、むかつきます。先輩。』
北山「は!嫌いとか地味に傷つくわ(笑)俺、宏光だから。北山先輩より、宏光先輩がいい。」
なんて、他の女子に言えばすぐきゅんきゅんする事を言ってみた。
『えー嫌ですよ(笑)』
北山「即答かよ。笑 みっくん♡でもいいぞ。」
『余計嫌ですー。』
口を尖らすAは、チョー可愛くて、ムカつくな(笑)
北山「じゃあ敬語禁止な。」
『あ、それならいいですよ?北山先輩に敬語にはもったいないし。』
名前呼びはダメなのに、すぐタメ口になったし(笑)
北山「なんだよお前、変なやつ(笑)」
こーいう新鮮な女も悪くないな。
いや、むしろ好きだな。
『食堂行きましょ!もう19時なっちゃいます。』
北山「おぅ。行くか。」
何故か2人で食堂に向かう。不思議な組み合わせ。
さっきまではきっと俺、嫌われてたしな(笑)
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(名前)ゆず(プロフ) - いえいえです!コメント返してくれてこちらこそありがとうございます!!大丈夫です!いつでも待ちますから! (2017年1月9日 4時) (レス) id: bd69c4905d (このIDを非表示/違反報告)
ミッフィー(プロフ) - (名前)ゆずさん» ありがとうございます泣 更新遅くてすいません。頑張りますっ! (2017年1月8日 23時) (レス) id: ea6bde967a (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ゆず(プロフ) - ミッフィーさん、こんばんは!このお話ものすごく面白いです!続きが早くみたいです!これからも頑張ってください!応援しています! (2017年1月8日 20時) (レス) id: bd69c4905d (このIDを非表示/違反報告)
ミッフィー(プロフ) - 玉ヶ谷由貴姉さん» こんばんは!初コメント~ありがとうございますっ!更新頑張ります(^^♪ (2016年6月5日 1時) (レス) id: c93bb9fdb4 (このIDを非表示/違反報告)
玉ヶ谷由貴姉(プロフ) - こんばんは!!続きが気になります!! (2016年6月5日 0時) (レス) id: ffa82c3064 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミッフィー x他1人 | 作成日時:2016年4月16日 22時