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目が覚めると、見覚えのない天井が見えた。




「……あれ、ここどこ…」




身体を起こして部屋を見渡すと、ソファの上で寝ている祐基くんが見えた。


そっか…私昨日あのまま寝ちゃったんだ…



自分でベッドに行った記憶はないので、きっと彼がここまで運んでくれたんだろう。


人様の家で勝手に寝た上に、ベッドまで占領してしまった自分の図々しさに頭が痛くなった。




あ、祐基くん何も掛けずに寝てる……
私が布団まで取っちゃったから…


今更かもしれないけど、ベッドの上から自分が使わせてもらっていた布団を取って、寝ている祐基くんにそっと掛けた。



そのままの流れでソファの足元に座り、何となく顔を覗いた。



スヤスヤと寝息を立ててぐっすり寝てる。




「ふふっ、口空いてる…」




あまりに気持ち良さそうに寝ているので、自然と笑がこぼれてしまった。


睫毛長いなぁ…羨ましい…



暫くぼーっと寝顔を見つめていると「…ぅんん」と唸りながら祐基くんの瞳がゆっくりと開いた。




「あ、ごめん起こしちゃった?」

「…うーん、」




寝ぼけ眼をこすりながらソファから起き上がった祐基くん。




「おはよう」

「…ん、おはよ」

「ごめんね、勝手に寝ちゃって…ベッドも占領しちゃったし…」

「そんなの全然だいじょーぶだよ」

「ベッドまで運ぶの大変だったよね、それもごめん」

「いーや、Aちゃん軽いから余裕だったよ」




両手を上に挙げて、お手本の様に気持ちの良さそうな伸びをした祐基くんは「布団ありがと」と言いながらソファから立ち上がった。




「よし…準備してさっそく行こうか」

「あ、うん…」




一瞬忘れかけてたけど、祐基くんのその言葉で昨夜の出来事が蘇ってきた。





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48→←46 sideYu-ki



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設定タグ:超特急 , 村田祐基 , ユーキ   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - みさん» コメントありがとうございます。たくさんの嬉しいお言葉恐縮です...!完結まで見届けて頂きまして本当にありがとうございました!番外編の方もよろしくお願い致します。 (2019年2月25日 10時) (レス) id: 4f5277fea8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - はじめまして、ほぼ毎日ドキドキしながら更新を待ってました!完結お疲れ様でした。ラストに近づくにつれて涙止まらなかったです…。完結してしまって寂しいですが、番外編も書かれるとのことで最後まで楽しみにしています! (2019年2月25日 0時) (レス) id: 47a502277b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - まのさん» まのさん、コメントありがとうございます。拙い文章ですが、これからも読んで頂けると嬉しいです! (2018年10月17日 22時) (レス) id: 4f5277fea8 (このIDを非表示/違反報告)
まの(プロフ) - だいすきです…すごく大好きです…!更新楽しみにしています……! (2018年10月17日 20時) (レス) id: 884b859a47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年9月18日 1時

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