さよなら,どたばた生徒会【stpr】

サイダー ページ4

Aside




[夜に駆ける]を歌い終わって。



会場は拍手で満ちた



萌先輩もニコニコだった



舞台裏のじゃきちゃんもニコニコで





私は自然と笑みがこぼれた




｢ねぇ！ほか何か歌ってくれないの？｣




観客席からそんな声がした




『ころん先輩。歌ってなくないですか？』



こ)そーだな…。僕の出番きちゃう？



ころん先輩が妖しく笑う



｢おい青柳歌えんのかよ〜w｣


ころん先輩のクラスメイトが冷やかす



こ)はぁ！？お前らなめてんだろ！！きっしょ！



ころん先輩がヤギボイスで叫ぶ


ガッサガサだしうるさ(((こら



な)ころちゃんいっちゃってぇ！



エレキのなーくん先輩が言う




こ)ええ…じゃ、少しだけね…？るぅとくん


る)了解です！



るぅと会長、大変だな…




『それでは聞いてください！
ころん先輩で[あの夏が飽和する。]』



こ)勝手に決めんなし！？も、もう…。



ころん先輩はため息をついた



そして、少しの間沈黙が流れた




[昨日人を殺したんだ。君はそう言っていた]

[梅雨どき、ずぶ濡れのまま]

[部屋の前で、泣いていた。]

[夏が始まったばかりというのに]

[君は酷く震えていた。]


[そんな話ではじまる、あの夏の記憶だ。]



…はじめて生で聴いた



ころん先輩の、超ギャップボイス。



ジ)ひゅう♪いつ聞いてもすごいなぁ

り)ジェルくんうるさい。


莉犬くん、いつもより辛辣。



それだけころん先輩の歌が聞きたいのかな()



にしても、ころん先輩はすごいなあ…



ころん先輩の歌声で、何人もの人が涙を流す



これって、とんでもないことだよね



私もいつか、ころん先輩や、すとぷりみたいに…



ころん先輩の歌で、新しい目標ができた

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