どたばた生徒会,さーど！【stpr】

会議 ページ26

Aside


な)ふむふむ、誰がやったかはわかんないけど
大方夢見さんだと予想している。
そういうことは特定が得意な愛聖さんに
やってもらおう、と。


私は全部話した


ずたずたにされたのは教科書だけじゃない事


ジ)愛聖さん凄いんやな。


さ)そーだな


り)俺達には…できn

こ)何言ってんの莉犬くん！


ころん先輩が莉犬くんの言葉を遮る


こ)僕達、生徒会なんだよ？


り)生徒会は…生徒のデータを管理する…


る)特定なんてちょちょいのちょいですよ？


生徒会ってつくづく思う


凄い。


な)はっきりもの申してやろうじゃない！


ジ)俺らはAの為なら最強やって！


さ)Aの為か、いっちょやるか。


『いや、みなさん、いいんですよ？』


無理しなくていい


迷惑かけたくない


こ)バーカ、お前さ、いい加減気づけよ


気づくって何に…。なんで私のために…。



り)ここに居る俺ら、Aのことが大切だから


莉犬くんが笑顔を見せる


り)大切な子を守りたいって思うのは
男として当たり前でしょ？


なんで


どうして私、こんなにも



こんなにも恵まれてるのかな



『…へへ(ﾎﾟﾛｯ』



なるちゃんが言ってた


｢人なんて弱い生き物だから
誰かを救ったり、救われたりしなくちゃだよ｣



いいのかな


｢いいんだよ｣


そう聞こえた気がして


ﾄﾝｯ


背中を押された気がした



『ありがとうございます…へへ(ﾆｺｯ』


なるちゃん、ありがとう



おかげで私、大切なことに気づいたよ

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