どたばた生徒会,りたーんず！【stpr】

公開処刑 ページ40

Aside



次はるぅと会長の借り物競争だ


どうせならくっそ恥ずかしい条件とか



ないわ。書いたの生徒会じゃん。


り)るぅとく〜〜〜ん！！頑張れ〜〜〜！！


『か、会長、頑張れー･･･。』


｢位置について、よーい、ドン！｣



相変わらず早い


ほんと、あっという間に借り物のメモを開く


メモを見た瞬間笑ったるぅと会長


そして私の方に一直線


『え、あの、るぅと会長･･･？』


る)時間が無い。早く行くぞ


ﾋｮｲｯ


るぅと会長が私を姫抱きする


『ちょっ！？会長！？』


る)黙れ。口を閉じてないと舌を噛むぞ


周囲がざわつく


｢雨宮さんずるい！！！｣
｢なんで雨宮さんなの･･･｣


いや、知らない知らない

私が聞きたい


後輩、とか？


生徒会メンバーとか？


それなら莉犬くんでいいもんな･･･


なんで？



｢黄乃くん、ぶっちぎりでゴールです！｣


『るぅと会長、あの･･･』

私が聞く前にるぅと会長は言った

る)僕のお題、ですか？

なんでこんな飄々としてんの？この人


｢な、なんと･･･！お題は[好きな人]です！｣


る)そういう事ですよ(ﾁｭｯ

るぅと会長が私の頬にキスをする


｢嘘でしょ会長！？！？｣
｢なんで雨宮さん！？｣


再びざわつく会場


私はただ顔を赤くするだけ



さ)あ〜あ。公式カップルみたいになってる

あ)まぁ仕方ないわよ。Aちゃん可愛い。

さ)それな〜



私が悶えていると、会長はマイクを取った


る)あと僕、冗談じゃないですから。本気です

るぅと会長が私の方を見て言う


『公開処刑じゃないですか！！！
るぅと会長のばかぁぁあーーーー！！！』


そんな私の叫びも聞こえないふりをする



そんなドSなるぅと会長です。

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