どたばた生徒会,りたーんず！【stpr】

ＶＳなるせ ページ26

るぅとside



り)仕事が進まない･･･


抜け殻の様な声で呟く莉犬



当然だ



今までAのお陰で生徒会が回っていたも同然


なのに、Aが居なくなって6日


生徒会には仕事が溜まっていくばかり


こ)るぅとくん、A、どうするの？


空気を読まないころちゃん


そんなこと、知らないよ


僕に、分かるわけないだろ。



ぼーっとしながらも仕事を進めていた



ｶﾞﾗｯ


突然、生徒会室の扉が開いた


な)るぅとくん、あの子誰！？


唐突すぎだし、主語も言わないし


る)なんの事ですか？


ジ)ﾊｧ…あの、校門の前で仁王立ちしてる女の子！


そう言ってジェルくんは窓を指さした


確かに校門には、見た事ない人


髪が桃色の女の子。


だけど、うちの制服を着ている


さ)誰だ･･･あれ。転入生･･･？


転入生なんて、聞いてない。



女の子を眺めていると目が合った



急にドス黒いオーラになった


【お り て こ い】

口パクだったが、そう言っているように見えた


る)僕ちょっと行ってくる･･･莉犬、頼んだ

り)うう･･･わかったよ･･･




.





.





る)何なんですか貴方･･･！誰ですか？


桃色の髪の女の子は、口を開く気配は無い


ただ、僕のことを睨んでくるだけだった


背丈は、僕とあまり変わらない



暫く、沈黙が流れた



渋々、女の子は口を開いた



その顔から出る声は、あまりにも予想外だった



？)ど〜も〜。花編 愛聖で〜す。


とても女の子とは思えない低音ボイス


その人は自分の名前だけ言って


またドス黒い顔で笑った。


なる)ちょっと、話あるんだけど。
[すとぷり]の皆さんに。



ｶｼｬﾝ



僕は、手に持っていたスマホを落とした。

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