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第八話_あの日の背中 ページ9

炭治郎side



『伊之助…沢山食べるんだな…』


善「お前少しは遠慮をしろよな…」


A「大丈夫よ、好きなだけ食べていいからね」


『あの…Aさんはどういった仕事をしてるんですか?』


A「仕事…?どうして?」



聞かない方がよかったかな…



『えっと…いつもとても綺麗な着物を着ていて、伊之助があんなに食べてるのに…えっと…』



なんて言ったらいいんだろう、難しい…



A「ふふ、言いたいことはわかったわ。私はそうね〜、貿易のお仕事をしているのよ」


『貿易?』


善「それってどんな仕事なんですか?」


A「うーん、あんまり詳しくは言えないんだけどね、海外、この国じゃない国の人と交流があるお仕事よ」


『へえ、凄いですね!』


善「じゃあAさんは英語とか話せるんですか?」


A「少しだけね」



そうか…だからAさんはこんなにお金持ちなのか



うちもお金がもう少しあれば、皆に美味いもんいっぱい食わせてあげられたのにな…



A「炭治郎君どうしたの?」


『ぇあ!?』


A「あらごめんなさい、大丈夫?」


『はっはい!』


善「炭治郎がお茶こぼした…」


猪「お茶こぼすとか餓鬼かよ」


A「こら伊之助君、そう言っちゃ駄目よ」


猪「うるせーA子!」


善「お前はまずAさんの名前をちゃんと呼べ!」


A「ふふ」



ああ、いいな



善逸と伊之助は家族じゃないけど、Aさんがいることによってここが家みたいだ



…駄目だ、俺



Aさんと一緒に暮らせないかななんて考えてしまった



母ちゃんじゃないのに…AさんはAさんだ



A「じゃあ皆、そろそろいいかしら」


『はい!ご馳走様でした』


善「ありがとうございます!」


猪「A子!また奢れよ!!」


A「はいはい」



お勘定お願いしますと言ってAさんが勘定に向かう



あれ…?



今一瞬だけ、ほんの一瞬だけ



あの日の夜に見た鬼の背中に似ていると思ってしまった



Aさんは人間なのに…どうしてだろう




.

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設定タグ:鬼滅の刃 , , 竈門炭治郎   
作品ジャンル:アニメ
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あやみん - 童磨最高!!!!逢引ありがとうございます (2020年5月13日 11時) (レス) id: ac50c68a33 (このIDを非表示/違反報告)
さいころ(プロフ) - リモルさん» ありがとうございます!(; ;) (2020年5月11日 0時) (レス) id: 60cbf0898d (このIDを非表示/違反報告)
リモル(プロフ) - 更新頑張ってください!応援してます! (2020年5月10日 21時) (レス) id: b2aae06043 (このIDを非表示/違反報告)
さいころ(プロフ) - えぬいーさん» わわわ嬉しいですうううありがとうございます!頑張れます!! (2020年5月2日 20時) (レス) id: 60cbf0898d (このIDを非表示/違反報告)
えぬいー - こういう小説待ってました!更新めっっっっちゃ楽しみに待ってますね!!頑張って下さい! (2020年5月2日 14時) (レス) id: e659538054 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さいころすてーき | 作成日時:2020年3月27日 1時

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