第二十二話_遊郭へ ページ23
炭治郎side
結局Aさんとは会えず、遊郭へと向かう
善「なあ炭治郎…昨日いつ帰ってきたんだ?俺すぐに寝ちゃったからさ…」
『ああ、すぐに帰ったよ、でも確かに二人ともぐっすりだったな笑』
本当はすぐには帰っていない
だって、ずっと待っていれば会えると思っていたから
善「そうなの?で、Aさんには会えたわけ?」
『会えなかっ……え!?』
善「バレバレだよ、どーせAさんに会えないかなーなんて思ってたんだろ!あーやだわもう」
凄いな、善逸は……まあ善逸のことだから、音で分かっちゃうか
.
遊郭に着いた俺たちは宇髄さんに案内され、お嫁さんが潜入したお店へ
そして____
今俺は鬼と対面している
コイツが、ここに棲む鬼……
上弦の陸、俺に…俺に倒せれるのだろうか
宇「どけどけェ!宇髄様のお通りだ!!」
宇髄さん!伊之助!善逸!!
ギュルギュル
何だ?帯が体に入っていってる
いや、戻っているのか、分裂していた分が
堕姫「やっぱり柱ね、柱が来てたのね良かった。あの方に喜んで戴けるわ…」
姿が変わった…なんて禍々しい匂いだ、喉の奥が痺れて痛い
.
人の心を持たない者がこの世には居る
理不尽に命を奪い反省もせず悔やむこともない
その横暴を、俺は絶対許さない
『失われた命は回帰しない、二度と戻らない。生身の者は鬼のようにはいかない。なぜ奪う?』
堕姫「…っ」
『なぜ命を踏みつけにする?
人間だっただろう、お前も。かつては、痛みや苦しみに踠いて涙を流していたはずだ』
堕姫「ごちゃごちゃごちゃごちゃ五月蝿いわね。昔のことなんか覚えちゃいないわ。アタシは今鬼なんだから関係ないわよ
鬼は老いない!食うために金も必要ない!病気にならない!死なない!何も失わない!
そして美しく強い鬼は、何をしてもいいのよ…!!」
『わかった、もういい』
.
帯が増えた…十三本
避けるとまた被害が広がるかもしれない
でもなんだろう?すごく遅いな
単純なことだ、しなるよりも尚速く刀を振り抜いて斬ればいい
今度はいける、斬れる
花子「お兄ちゃん息をして!!お願い!!」
____!!
『ゴホッゲホッゲホッ、グッ…ゴホッガハッ』
堕姫「惨めよね、人間っていうのは本当に。どれだけ必死でも所詮この程度だもの。気の毒になってくる」
咳が止まらない、苦しい…息が…
(文字数)
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あやみん - 童磨最高!!!!逢引ありがとうございます (2020年5月13日 11時) (レス) id: ac50c68a33 (このIDを非表示/違反報告)
さいころ(プロフ) - リモルさん» ありがとうございます!(; ;) (2020年5月11日 0時) (レス) id: 60cbf0898d (このIDを非表示/違反報告)
リモル(プロフ) - 更新頑張ってください!応援してます! (2020年5月10日 21時) (レス) id: b2aae06043 (このIDを非表示/違反報告)
さいころ(プロフ) - えぬいーさん» わわわ嬉しいですうううありがとうございます!頑張れます!! (2020年5月2日 20時) (レス) id: 60cbf0898d (このIDを非表示/違反報告)
えぬいー - こういう小説待ってました!更新めっっっっちゃ楽しみに待ってますね!!頑張って下さい! (2020年5月2日 14時) (レス) id: e659538054 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さいころすてーき | 作成日時:2020年3月27日 1時