私の ページ11
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｢ん〜中々高いね。幼稚園はお休みしようか｣
ベッドの横でお母さんは体温計に表示された私の体温の数字を見ながら私にそう言う。
『わかった』
｢頭とか痛くない？｣
『ちょっと』
｢分かった。冷えピタ持ってくるから待ってて｣
そう言ってお母さんは私の頭を優しく撫でてから部屋を出て行った。因みにお兄ちゃんは遅刻すると慌てながら家を出たらしい。
ごめんね、お兄ちゃん。
私はお母さんが冷えピタを持ってくるのを待つ。
静かな部屋に独り。それがどこか私を寂しく不安にさせる。お母さん、早く戻ってきて。そう願うように心の中で呟いた。
すると、私の部屋のドアが控えめに開けられた。お母さんだと思いそちらに視線を向けると
『えーす』
｢ねーね｣
ドアを開けたのはエースだった。
ドアノブは届かないはずなのになんで……と思ったがお母さんがちゃんと閉めるのを忘れたのだろう。
『えーす、いまは遊べないから……』
｢だいじょうぶ？｣
エースに今日は遊べないと言おうとしたが、それより先にエースが私の頭を撫でた。私はエースの行動に目を見開いた。
『っ、うん。大丈夫だよ』
私はエースが頭を撫でてくれているということに喜びながらエースにそう笑いかける。するとエースもふにゃりとした笑顔を私に向ける。
あぁ、やっぱり貴方は私の光。いつも私が寂しい思いをしているとき、不安なときに来てくれる。そんなあなたが今も前もずっと好き。
『えーす、だいすき』
私はエースにそう笑って目を瞑った。
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EJlk9qCR4OdeF3X(プロフ) - 素晴らしい作品を書いてくださって有り難う御座いました。これからも応援しています。 (2022年3月31日 10時) (
レス) id: e50ae6e8b6 (このIDを非表示/違反報告)
永久(プロフ) - ですが、それ以上に暖かい方々の言葉が嬉しかったです。私は主さんをこれからも応援させていただきます。またいつかの機会に！ (2021年4月17日 15時) (レス) id: 75d8805815 (このIDを非表示/違反報告)
永久(プロフ) - 今までとても素敵な作品をありがとうございます…！私では何もできないかもしれませんが、主さんは凄いです。重度の飽き性の私がめちゃくちゃ更新を楽しみにしていたくらいですから、自信を持ってください！笑私も心無い言葉に傷ついたこともあります。とても悲しかった (2021年4月17日 15時) (レス) id: 75d8805815 (このIDを非表示/違反報告)
シロチャロ(プロフ) - お母さんが私に泣きながらお父さんの愚痴や、離婚するかなどの話をしてくることもあります。でも離婚したくても、うちは三人兄弟でお金の関係でできずにいるんですよね。 主さんのところまでとはいきませんが、少しくらいなら気持ちわかるような気がします（長文失礼） (2021年2月20日 21時) (レス) id: 56d67e8690 (このIDを非表示/違反報告)
シロチャロ(プロフ) - 私のお父さんも主さんのお父さんまでとはいきませんがだいぶヤバイんですよね。両親がケンカする時たまにお母さんが殴られたりしたり、お母さんの方の祖母が夜ご飯をお父さんの分まで作ってくれているんですが、感謝のかの字もないですし。私今小６なんですが (2021年2月20日 21時) (レス) id: 56d67e8690 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽぽ | 作成日時：2021年2月11日 18時
