【あんスタ】人魚姫【月永レオ】 (ページ5)

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私はレオの言葉に驚きながら彼を見つめる。

｢ふぅん？｣

そしてレオくんの答えに彼は私を品定めするように上から下へと見つめる。そんな視線に私は耐えられず

｢ちょっ！｣

池に潜り込んだ。
私は心の中で必死に謝る。だって怖かったのだから仕方ないじゃないか。

｢セナがジロジロ見るからAが逃げただろ！｣

｢はぁ？俺のせいなわけぇ？｣

そんな会話が耳に届き、私は目から上を水から出して目の前にいる彼を見つめる。

｢そんな怯えなくても、とって食ったりなんてしないよ｣

腕を組みながら呆れるようにそう言う。
私はその言葉を信じるように泳いでレオ達のいる池の縁に行く。

｢このアホが世話になってるんでしょ？コイツ作曲ばっかりだけど｣

｢よろしくね｣そう笑ったセナさんの笑顔は綺麗で、優しくて暖かった。
私はそんなセナさんに大きく頷き

『こちらこそよろしくお願いします！』

と言った。するとセナさんは満足そうに笑いレオくんに話しかける。

｢妹みたいじゃん｣

｢だろ？｣

そんな会話は私の耳には届いてはいなかった。