検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:17,522 hit

第6話 ページ7

入間銃兎side



________




『お兄さーん、どこ行くのー?』




助手席に乗って気だるげにそう言うA




銃「…そこら辺のショッピングモールでいいだろ」


『お兄さん決めてなかったのね…でも、ショッピングモールなんて何ヶ月ぶりだろ!楽しみ〜♪』




楽しみ、と言いながらAは腕を小さく揺らしていた

見た目は確かにキツそうで近寄り難いが、こういう一面を見ていると尚更可愛いと思える




銃「誰にも見せたくねぇ」


『えっ、ショッピングモールを?それは無理なんじゃ…』


銃「お前のことだよ」


『え?あぁそうだったんだごめん』




Aは謝りながら俺に笑いかけた。その後はまた独り言なのかなんなのかわからない声の大きさで何か喋っていた

…地味に、俺の遠回しの告白スルーしたなこいつ






________________





時は流れ、昼になったときだった




『ねーお兄さん!お腹空いちゃった!』


銃「食いてぇのはわかる、だからそのお兄さん呼びやめろ。勘違いされる」


『えへへ、ウケる』


銃「ウケねぇよ」





Aがお腹空いたと言うから、俺は近くのオムライス屋に入った





『オムライス楽しみだなぁ〜!』


銃「そうか。…それで、お前お兄さん呼びやめろよ?」


『えー』


銃「えーじゃねぇ、勘違いされたらどうするんだ。それに、俺は銃兎って名前あるんだ。銃兎と呼べ」


『………』


銃「……おい、A?どうした………え、」





…好きな女には、どうしても名前で呼んでほしくて、そう言ったら目の前のAは顔が赤くなっていた


まさか…




銃「……まさか、お前昨日の夜のこと思い出したか?」


『!!!や、ち、ちがっ、違うし!』




図星だったのか、同様が隠しきれてなく、赤い顔で首を必死に横に降っていた。そして最終的には俯いた


それが、とんでもなく可愛かった




銃「はは、可愛いなAは……ほら、銃兎って呼べよ」




指先でAの顎を持ち上げた

目が合うとAは口を金魚のようにパクパクさせていた




『……後ででもいい?…ここ、店だし』


銃「…そうだな」




店だからという理由で名前が呼べねぇなんて、Aじゃなけりゃできない経験だな

こういうとこがあるから、尚更好きになっていくんだけどなぁ………





銃「今日の夜も、楽しみにしてろ」


『え゛っ』

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←第5話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (57 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
213人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あーる(プロフ) - 【彩北】さん» 私も友人にとても感謝してます!w (2019年3月16日 15時) (レス) id: 3671a02ba7 (このIDを非表示/違反報告)
【彩北】(プロフ) - あーるさん» コメントありがとうございます!そして、その友人様にも感謝致します!更新、なんとか頑張ります!。 (2019年3月11日 23時) (レス) id: 0129b756bb (このIDを非表示/違反報告)
あーる(プロフ) - 友達から教えてもらいました。とても面白いので更新待ってます! (2019年2月26日 17時) (レス) id: 3671a02ba7 (このIDを非表示/違反報告)
【彩北】(プロフ) - 宏さん» コメント、そして励ましのお言葉ありがとうございます!なんとか頑張ってみせます…! (2018年12月25日 17時) (レス) id: 0129b756bb (このIDを非表示/違反報告)
- 更新頑張ってください。 (2018年12月7日 16時) (レス) id: 9662c35193 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:【彩北】 | 作成日時:2018年11月8日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。