【ヒプノシスマイク】舌ピアス

第1話 ページ2

猫隠Aside






『あー……ホンットに面倒臭い』




毎日のように通っている学校

行く度に思う「面倒臭い」




私は特別頭も良くないから、
偏差値が低い横浜の学校にした

けど、そこは不良やヤンキーが集まるような
周りからの評判があまり良くない学校だった

まぁ、横浜って治安悪いって聞くし






現在、私は海辺に来ている

放課後、暇さえあれば倉庫とかが立ち並んでいる
海辺に来てはただ座って波を眺めてるだけだけど。


私も不良ってやつで、放課後も家にはちゃんと
帰ることが少ない




＿＿＿＿＿＿＿prrrrrr…





『…？…あ、』


二「A！」


『もしもし二郎、どうしたの？』





幼馴染である、イケブクロディビジョンの山田二郎から電話がかかってきた

二郎とは、週に2、3回のペースで電話することがある




二「お前、また外にいるのか？？」


『そうだよ、家に帰ったってやることないし』


二「そりゃ、そうかもしれねぇけどさぁ、」


『何？』


二「…お前、女なんだし、その…気をつけた方がいいんじゃねぇの」


『何それ、心配してくれてんの？あはは、ありがとう』


二「なっ！べ、別にそんなんじゃねぇ！！」





日常の中で、唯一楽しいと思えることは二郎との通話

ツンデレだし、揶揄いがいがあって楽しい





二「それに、お前のとこ横浜だろ？？気をつけろよ」


『あー、そう横浜。治安悪いよねー』


二「そ、それもそうかもしれねぇけど、」





二郎と楽しく会話が出来てたのに、





二「ヨコハマディビジョンの＿＿＿＿＿」







銃「こんな夜中に高校生が…何をしてるんですか？」





暗闇の中で笑う口元だけが、はっきり見えた

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