6話 ページ8
「...落ち着いたかな...?」
私はエマとトレイシーの背中を擦りながら呟いた
2人は大分落ち着いてきたみたいで
声を合わせて「ありがとう」と言った。
ありがとう...はじめて言われたなぁ
心があたたかくなるのが分かった。
しかし、いきなり部屋の
ドアが音を立てて開いたと思えば
フィオナが来た
「.....なんで貴方が居るんですか?A」
「いや...トレイシーに呼ばれて...ちょっと」
仲直りしたなんて言ったら
今度はトレイシーとエマも避けられてしまうと
思い、そう言うと
フィオナは
「貴方が2人を泣かせたんでしょう?
.....本当に、救えない人ね」
と冷めた目で言われた、その時
「フィオナ、僕が本当に呼んだんだ
だから...Aを悪く言わないで」
「そうなの!!私達はAと仲直りしたの!!」
トレイシーとエマがフィオナに
力強く言ったせいか
「な、仲直り...Aと...?」と
フィオナは混乱している。
2人共...
想定外の事だったせいでか
フィオナは言葉が出なくなったらしく
「.....っありえない...」
ボソッと呟き、出て行った。
ふと、トレイシー達を見ると笑顔で
「A、僕もエマも絶対に君を無視しないから
...だから頼ってね?」
「そうなの!!」
言った。
私は口角を上げて
「分かった、ありがとう」
と言うと、2人は顔を赤くして
エマに関しては「可愛いの!!」と言って
抱きついてきた。
...え、え...な、何が...
トレイシーは真顔で
「A、あんまりその顔
男の人に見せちゃ駄目だよ?」
と言ってきた。
.....久しぶりに自然に笑えたな。
すると、ドアからノックが鳴り
「...開けてくれ」と聞こえた。
この声は、ナワーブだ
「今、開けるよー」
トレイシーはドアに向かい
開けると、ナワーブが夕飯を
4人分持って立っていた。
「ナワーブ、それって...」
「...夕飯を持ってきたから...食べろ」
私の分もちゃんとある。
「せっかくだし、4人で食べるの!!」
「いいね、賛成!!」
そう言って、エマとトレイシーが
盛り上がっていた。
...私、一緒に食べてもいいのかな。
そう思っていると
後ろからナワーブが
「...誰も迷惑って思ってない
だから.....一緒に食うぞ」
少し頬を赤く染めながらそう言った。
私は少し考え「そうだね」といい
ナワーブの手を引いて
その日は、4人で夕飯を食べる事になった。
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【湖の宝石】(プロフ) - 更新不可能になったんですね…了解しました (2021年7月20日 23時) (
レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
カラクリ - いや、好きです。←ナワーブイケメン過ぎやしませんかい？いや、陰キャ組がイケメンなのか、そうか、ほぉ、知ってる←おい (2021年6月27日 11時) (レス) id: cc4f50c8d3 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - イソペの口調がwww可愛くないかっこいい好き← (2020年8月6日 8時) (レス) id: e486ddb9ac (このIDを非表示/違反報告)
テノヒラ - もちもち瑠奈さん» 同じ状態になってて草((( (2020年5月18日 15時) (レス) id: 0b1665532f (このIDを非表示/違反報告)
もちもち瑠奈 - 15話にてイライ｢確か、納棺師が__」ワイ｢ｶｯ（勝ち誇った笑み）！！ｺﾞｯﾎｺﾞｯﾎｹﾞｯﾎ (2020年5月17日 14時) (レス) id: 99343ee943 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ko57 | 作成日時：2018年12月31日 22時
