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２１−２１の点数で始まった第2Ｑ。
開始早々から、洛山高校の5番が動いた。
羅一の目には、赤司のバウンズパスを5番がタップパスで6番に渡した瞬間がはっきり映っていた。
「……今何が起こった？」
「黒子と…同じだと……！！」
帝光組が目を瞠る。ナッシュとシルバーも開いた口が塞がらない様子。
しかし、羅一は羅一だった。
「(…Newシックスマン。影が薄いのは同じだが、果たして中継役が勤まるか否か。
赤司…お前が見つけた六人目は『本物の六人目』だと、どうして思える？)」
俺には偽物の様にしか見えない。
見る限り基本性能・実力は申し分ない。
だが、あの”黒子テツヤ”に対抗できる選手は相当特殊だ。
それこそ、”影の薄さが通用しない俺”のように。
影の薄さとチームワーク。
影の役目に徹することの出来ない、紙一重の均衡を破るようなプレイヤーを、俺は良しとは思えない。
黒子と共にプレーしたあの感覚を、感情の高揚感をお前達では感じられない。と、冷たい視線を洛山高校へ向けた。
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パスがダメならシュート。シュートが無理ならパス。
それらを使い分ける洛山の5番、黛千尋に誠凛高校は解決策を見いだせない。
「(ミスディレクションが、通用しない…じゃあどうすればいいんでしょうか。)」
ただ一人、黒子を除いて。当の本人は存外気にしていなかった。
理由は簡単。以前もミスディレクションが通用しない相手を前にしたことがあったから。
敵ではなく、味方であったが。
「…。」
───『彼』ならどうするんだろうか。
ふと、そんな言葉が浮かんだ。
キセキの世代を相手に取るなら、当然当たるであろう今回の様な出来事。
彼は何も言わなかった。気づかなかったのか。
答えは否。
「(『彼』はきっと分かっていたから言わなかった。大丈夫だと思ったから、僕に告げなかった。)」
何せここは、誠凛高校は『彼』が僕にピッタリだと言って薦めた場所。
これまでも、色々な壁を乗り越えてきた。
「(……僕は影だ。)」
口癖のような言葉を心で呟けば、カチリとなにかが合わさった。
「(僕は相手のようにシュートも身体能力も劣る。……でも、)」
───影としての経験値は、僕が勝つ！
『黒子のバスケ』を貫いて君に会うために、僕は前に進む…！
狙うは日本一ですから……！
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レイ - キセキとの試合、とても楽しみにしています！ (2018年4月4日 23時) (
レス) id: ee071c10a8 (このIDを非表示/違反報告)
ナチ - いっぱい更新してある〜♪ありがとうございます♪ (2017年11月7日 23時) (レス) id: 1fe5fa25a0 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - キセキとの試合待ってました！楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2017年11月7日 0時) (レス) id: 7f91eabc36 (このIDを非表示/違反報告)
イクト(プロフ) - 続編で遂にEXTRA GAME編になります！火神はもちろんJabberwock側です。キセキの世代側には氷室を入れる予定。弟の要望で試合前の『黒子乗り込み事件』を羅一らしく変化させるつもりです。楽しみにしてて下さい。(白目) (2017年11月3日 0時) (レス) id: a5c85148ff (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - キセキの世代との試合は、いつぐらい出しますか？火神は、キセキの世代のチームに入るんですか？ (2017年11月1日 18時) (レス) id: 3f08d45607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イクト
| 作成日時：2017年9月17日 1時
