相良猛 リクエスト ページ11
side.相良
すやすやと気持ちよさそうに寝ているAに顔が緩む。頬をつつけばふふっと笑う可愛い顔に我慢できなくなってつい唇にキスしてしまった。
…ったく、柄じゃねぇ。
心の中で呟くが、Aに関する事で自分らしくいられたことなんか両手で足りるほどしかねぇ。
｢…気持ちよさそうに寝やがって｣
開久の裏庭のソファの上、もっと言えば俺の膝の上で無防備に眠るこいつに警戒心が無さすぎると思わないこともないが、俺以外にはこうならないAの姿を見ているため焦りよりは断然優越感が勝る。
｢おい、A。もうすぐ智司達が帰ってくるぞ、起きろ｣
『ん、んー。』
他の男にAの寝顔を見せたくなくて肩を揺するが起きない。それどころか俺の足に擦り寄ってまだ寝たいという仕草をするAに悪戯心が沸き上がった。
─────────
side.A
がやがやと騒がしい声で目が覚める。
｢あっ、Aさんおはようございます!｣
パッと目が合った下っ端くんに挨拶される。
おはようと返しながら、なんだか違和感が…。
『私、座高高くなった？』
言った瞬間、頭の後ろから噴き出すような笑い声が聞こえた
『えっ！？なんで猛？』
えっえっ？と私が1人でパニックになっていると、隣にいたらしい智司も猛と一緒に笑い始めた。
｢お前、驚きすぎ｣
『え、いやだってなんで私、猛の膝の上に乗ってるの…？』
｢起こしたのにAが起きなかったから。｣
『こんな恥ずかしい体制でずっと放置…？』
そう。私は今、猛の膝の上に座らされて後ろからお腹に手を回されていた。開久の裏庭のど真ん中のソファの上で。それもいっぱい人がいるのに！
『ひ、ひどーい！新手のいじめ！？みんなに寝顔見られるとかどんな拷問…』
｢寝顔は誰も見てねぇから安心しとけ。お前の彼氏がずっと隠してたからな｣
｢智司てめっ！余計な事言ってんじゃねーよ！｣
『えっ、猛…。そんなに私の事好きなのね。』
仕返しとばかりに顔を赤くした猛に畳み掛ける。
｢当たり前だろうが。｣
『えっ？………た、た、た、猛がデレた！？！？』
あ、あの猛が、猛がデレたよ！！！感動のあまり智司に勢いよく話しかけた。智司は良かったなと私の頭をポンポンと撫でる
｢…俺がAを好きっつったら悪ぃかよ。っつか、智司てめぇ人の女の頭勝手に撫でてんじゃねぇ！｣
猛の言葉にその場にいた全員が振り向いたのと同時に私の顔が真っ赤に染まる
『…猛ずるい』
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pico(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» リクエスト了解致しました！少々お時間下さい。 (2019年1月1日 22時) (
レス) id: 9523295b39 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - リクで夢主と片桐が相良様を騙してるのが見たいです(騙された大賞みたいな感じで) (2019年1月1日 21時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
pico(プロフ) - 水空色さん» 了解致しました！両方書かせていただきますね!!期待せずにお待ちください！ (2018年12月28日 18時) (レス) id: 9523295b39 (このIDを非表示/違反報告)
水空色(プロフ) - picoさん» はい！！忙しければ片方で大丈夫です！ (2018年12月28日 15時) (レス) id: c0998fa5ff (このIDを非表示/違反報告)
pico(プロフ) - 水空色さん» リクエストありがとうございますー！それは片桐さんのお話と相良さんのお話をそれぞれ1話ずつ、ということでいいんでしょうか…？ (2018年12月28日 13時) (レス) id: 9523295b39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pico | 作成日時：2018年11月20日 23時
