白銀の魂を持つ女侍 1

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「ガッ！！はあっ！ゲホゲホ」

「坂田、もういい。俺が・・・・！！」
全身ボロボロの怪我を負いながらなお立ち上がる。

「折れるわけにはいかねぇんだよ。伏黒」
伏黒は宿儺に体術を仕掛けるが、かわされ、殴られる。

「大蛇」

「って、おいぃぃぃ！！必殺技あんのかよ！！やれーー！でっかいへびー！！」

「畳みかけろ！！」
だが、大蛇が殺される。いや、壊されたというべきか。

「広く使おう」
宿儺が私の体と伏黒の体を投げる。

「落ちてる落ちてる！！」

「坂田！！掴まれ！！」

「うん。って、伏黒！後ろ！！」
私を抱き込み、かばった。

「伏黒！！」

「ほう、いい術式だ。オマエの式神、影を媒体としているのか。」

「ならなんだ」

「フム、分からんな。オマエあの時なぜ逃げた。宝の持ち腐れだな。まぁいい。どの道その程度ではココは治さんぞ」

「あ"！？ふざけんなや！！虎杖を戻すって私が決めたんだよ。」

「フン。オマエはもうやめておけ。死ぬぞ？オマエが死んだらつまらないだろう？もう一度聞く、オマエは何者だ？」

「坂田？」
ふらふらになりながらも立ち上がり、宿儺に対して啖呵をきった。


「私は、坂田A。宇宙一馬鹿な天パ侍の妹だ！！」



「もうやめとけ、坂田。これ以上は命に関わる。俺に任せてくれ。」

「いい、いいぞ命を燃やすのはこれからだったわけだ。魅せてみろ！！伏黒恵！！」

「布瑠部由良由良八握・・・」
すうっと宿儺の紋様が消え、虎杖が戻ってきたが、もう時間が足りないみたいだ。


「伏黒も釘崎もAも五条先生・・・は心配いらねぇか。長生きしろよ」
ザーザーと降る雨に隠れて、私は



無力な自分を呪った。

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